平成12年 9月定例会 第4日 9月13日

3番,市政研究会の大西克美です。30分間で1問の質問をさせていただきます。よろしくおつき合いのほどお願いいたします。
 近年の異常気象により,全国各地で自然災害が発生しています。思いがけない集中豪雨により,水害も多々あり,自然の恐ろしさを再認識しております。
 当鈴鹿市においても,防災・水害対策に常に力を注いでいますが,自然災害との戦いはこれで十分というわけにはいきません。昔から「水を治めるものは天下を治める」と言われるように,水害・洪水対策の重要性がよくわかります。人が生活していく上に欠かすことのできない水は,飲料,生態形成,エネルギーなどのよい点もあれば,生命,財産を奪う洪水災害などの悪い点も多々ありますので,常に最新技術の導入を持ち対応していかねばなりません。
 私は,白子の海岸部に住居する者ですが,子供のころに伊勢湾台風を体験し,水の恐ろしさは,水害は,何年経過しても心配することの絶えることなく,特に,海岸部に住居する多くの方々の重大な悩みで,安心,安全を常に求めています。
 当市の海岸部は,広域な面積を持ち,人口も密集しております。排水機場も数多くあります。近隣の各市でも,排水機場は多く,四日市市が19カ所,津市が36カ所,伊勢市が48カ所で,各市とも,地形面の違いはありますが,水害対策の一環として,特に神経を留意しているようです。
 本題ですが,当市は,17カ所の排水機場があります。この中には,事業費40億5,700万により,平成10年度に完工した江島の雨水ポンプ場があります。除いた16排水機場のうち,昭和40年に設置の磯山,小山,白子第3排水機場があり,経過年数が35年になり,北長太排水機場は,昭和45年で,30年経過し,20年以上経過の排水機場が箕田,若松,千代崎など,施設の老朽化が目立ってきております。当然のことながら,稼働状況により,点検整備怠ることなく行政サイドにより行われております。
 また,一方での施設の管理面は,各地域の自治会の方々の誠意ある奉仕により,私たち住民の安全に努めていただいております。気象異変時に排水機場に出向く危険の生じる作業で,雨風の強い日に地域の安全に努めていただく,いわゆる地域の縁の下の力持ちとも言えるわけです。遅くなりましたが,その方々に改めて心から感謝を申し上げる次第でございます。
 そこで,21世紀に本来の市民が安心して暮らせるまちづくりのためにも,近年の技術革命の先端を取り入れた集中管理システムの導入を真剣に考えていく必要があります。
 私は,現在の16排水機場を4ないし5カ所ずつをワンブロック化し,分署のように統合管理のできるように,また,16排水機場を3ないし4ブロックの各子局管理システム自動化を導入し,将来的には親的な中央管理所を新庁舎内に設置し,ブロック化された各子局を統合管理する集中監視制御により,管理の一元化を図り,排水機場の適正な運転管理を,高度な機械を採用し,先進技術とともに先進施設により,自然災害に対応していくべきであると考えますが,いかがでしょうか。行政サイドの考えを承りたいと思います。
 1回目の質問を終わります。


ありがとうございました。
 エリア分けをし,キーになるところを設置して,24時間体制をしていただくのが一番よろしい,というような感じなんですが,排水機場の全体のリニューアル化には,市長もおっしゃられておりましたが,多額な事業費と,年月と,先進地の参考事例などの資料収集が必要です。
 私も専門家ではございませんので,詳しいことはわかりませんが,超概算費には,ポンプ場の施設,用地費を含む雨水幹線,支線,面整備費などが必要であると思います。そのうちのポンプ場の工事費だけでも,調べましたところによりますと,平成6年度時点では,ポンプ能力のトン当たり1.5億円かかり,現在では,トン2億円ぐらいかかるそうです。総額約243億6,000万円が必要であります。この雨水対策に対しましては,国庫補助が2分の1得られるということでございますが,ともかく莫大な市費が必要になります。
 そこで,私は,特定目的の基金積立制度をご提案させていただきます。厳しい財政状況は十分察知しておりますが,市民の生命・財産を守る水害対策の一環として,安心して暮らせる基本概念に沿った目的,目標,構想であると思います。その点を十分に踏まえた,特定目的基金の積み立て制度を取り入れるべきではないかと考えております。例えば,新庁舎のような感じになろうかと思っておりますが,そのような特定目的基金の積み立て制度を取り入れることを考えてみえるかどうか,お尋ねしたいと思います。
 不幸にも,昨日ほどの災害が出ております。本当に市民の生命,財産を守る,また,海岸沿いに住まいする者,また,その方々の近辺に住まいする人たちの,本当に昔からの難問題でございます。鈴鹿市が県下2番目の人口発展の都市であっても,20万都市を迎えるにあっても,生命,財産を損なうようなことでは,私は,前へ進めないのではないかなというふうに考えております。
 ですから,多額のお金がかかるからやらないとかということではなく,そういう──家庭でも一緒ですけれども,家を買うときには頭金をためるとか,そういういろいろ積み立てるというようなことを考えます。行政サイドとして,本当に水害対策の一環として守らなければならないと思うのであれば,私は,特定目的基金の積み立て制度を提案させていただきます。そのお考えはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。


ありがとうございました。
 持ち時間が少なくなりましたが,先ほどの,財政運営の一つの手段で,限られた財源を財政需要に使用するのか,将来的なために貯蓄するのか,そういうご答弁でございました。私は,大規模事業達成のためには,庁舎のように複数年度──単年度では無理でございますので──で積み立てるのが当然であると思っております。これは,決してぜいたくな事業ではなく,市民の安全,生命,財産をも守る事業でございます。昔から海辺の問題として,また,下に住む住民の難問題としてずっと先輩議員からも言ってきていただいておる事業でございます。何とか,海辺に住む人たち,また,その沿岸に住む人たちが安心して暮らせるような,本来の意味の安心して暮らせる日々が送れるような,そういった事業であると思っております。昨日の名古屋市近辺におかれた水害も,テレビを見ていて本当に心が痛んでおります。私は,人の痛みをより真味に感じ,二度と起こさない教訓として,こういう問題に対応していかねばならないと思っております。人のふり見て我がふり直せ,ではございませんが,鈴鹿市において,こういう災害,水害,洪水が本当に起こらないように,真剣に,前もって,前向きに考えていかねばならないと思っております。
 鈴鹿市の第4次総合計画の中には,こういった問題が載っておりません。残念なことであると私は思っております。言葉は違えて載っているのかもわかりませんが,できる限り,そういった集中管理システム等を取り入れるべき総合計画をつくっていっていただきたいと希望しております。
 きょうの某新聞にも出ておりました。昨日の四日市市議会でも取り上げておりましたが,ポンプの故障の対応のおくれではないかな,というようなことで,富田地区では,これは人災だ,と言っているわけです。こういうことがあってはならん,多額なお金がかかるかもわかりませんが,補償額にも多額を要することでございます。本当に市民一人一人が築き上げた財産を一瞬にして奪うことになります。一生に一度持てるか持てないかの家も,あのようにつかっているような状態でございます。まして,車もアップアップしております。金額の張るものが,財産が,すべてアップアップしているような状態なんです。
 そういった状況の中,豪雨が何年に起こるかもわかりません。しかし,想定して,今までは起こらなかったから今後も起こり得ないということではなくて,これだけ異常な自然状況になっております,伊勢湾台風以来の大雨だったかもわかりません,今後は,近年に,ひょっとしたら来年にも起こり得るかもわかりません。当鈴鹿市としても,本当に力を入れていっていただきたい。多額な経費は本当によくわかっております。スーパーも浸水し,ATMの営業停止もあり,メーカーも営業停止,そのような,全体が麻痺をしてしまう,そういう水害対策,洪水,そのために鈴鹿市として,ポンプが故障しているのではないかと言われないように,日々点検はしていただいていると思いますが,十二分に対応していただきたいと思います。
 これも,某新聞ではございますが,社説欄に書いてありました。「想定外の雨ですむか」というようなタイトルです。予想外の雨ということの言葉だけで物事は考えていってはいけないんです。現実起こっているわけでございます。本当に多額な経費がかかると思いますが,ですから,積み立て基金制度をし,着工に向かって,実現に向かって行っていただきたいと強く要望させていただき,質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。