平成16年 6月定例会(第4日 6月16日)

○26番(大西克美君)  おはようございます。
 議席番号26番,市政研究会の大西克美です。
 初めに,鈴鹿市の人口は,正式には平成16年5月31日現在で19万7,132人ですが,この質問に関して,便宜上20万人と申しますので,まず,お断りをいたします。
 昨年,川岸新市長とともに,鈴鹿市が単独市として,心新たに船出をして以来,2年目を迎えるわけですが,厳しい社会情勢のもと,すべてに関して試練の16年度ですが,川岸市長もきっと強い決意を持たれ,20万市民のために死力を尽くされることと信じております。
 さて,中央集権から地方分権に移行し,地方自治が見直され,行政主導から市民主導へと,本来の原点の姿に転換しつつありますが,その反面,厳しい財政状況が継続し,市民ニーズの多様・行動化に行政対応が追いつけない状況です。加えて,高齢化率も年々高くなり,特に少子化は過去最低の1.29の出生率で,政府卓上論における予期せぬ現実の自然実態が浮き彫りとなり,国民の不信感を募る大問題に進展しています。このことは,今後の地方行政でも同様であるので,真摯に受けとめ,決して卓上論ではなく,汗と足で市民の願いや動向など,実態を把握する必要があります。
 また,地方分権が目指す最終目標は,国と地方の主従関係から,対等・協力の関係へ,そして行政も全国画一から地域に応じた多様化へと変わり,国の機関としての地方公共団体から市民の信託による自治体へ,さらには市民自治によって,よりよい地域や暮らしを実現することであり,そのためには,市民の知恵,創意工夫を生かすことが必須条件であり,その結果として,市民の行政に対する関心度も高まり,未来の市民参画により,真の地方自治が確立されることにあります。
 当市においても,20万市民の求めるものは何なのか,20万市民の求める鈴鹿市の将来像はどのようなものなのか,市民実態,市民の声をよくよく把握し,今後の鈴鹿市に明るい兆しが差し込めるような,将来対応のできる実施事業の新しい総合計画を展開していかねばなりません。このことに関して重要なことは,常に市民の目線の立場に立ち,いかなる重要な政策でも見直し,聞き直す姿勢が大切であり,特に行政サイドは市民自治,市民がオーナーであることを根底に持つ職員意識の転換が必要基本原点であると思われます。
 地方分権時代の今日,職員の方々の権限移譲により,従来より事務量はふえるが人員はふえず,大変であることは察知しておりますが,市民自治の時代であるがゆえに,市民の声を今以上に大切にしていただきますことを冒頭にお願いし,通告に従い,次の4点のソフト面について,質問をさせていただきます。
 1点目は,公務員としての自覚・再認識の観点から,職員の交通事故防止について。
 2点目は,新たな総合計画は市民自治の観点から,パブリックコメント制度──いわゆる市民の声の強化について。
 3点目は,市民の平等,権利,プライバシー保護及び市民のデータベースの観点から,同一住居表示の改正について。
 4点目は,鈴鹿市の攻めの観光行政,集客増の観点から,フィルム・コミッション──いわゆるFCについて。
 以上,4点ですが,それぞれの現況について,お伺いをいたします。


○26番(大西克美君)  答弁ありがとうございます。
 職員の交通事故の防止についてですけども,3年間で38件ということです。勤務中における職員の公用車での事故件数が38件ということでございます。数字だけを見ていますと小さな出来事のように思います。しかし,果たして,この38件を職員全員が事の重大性を真剣に考えているかどうかという問題であります。月平均に直すと,1件ですけども,また,庁内に昨年度までは交通対策課──現在は防災安全課ですが──そういう課を設け,市民の交通対策に取り組んでいるわけです。市民に無事故を呼びかけて,職員の事故件数が減少しないのは不思議な現象です。交通事故は,だれが当事者になってもいけないし,喜ぶ者もおりません。本来あってはならない出来事です。
 そこで,職員がお手本になるためにも,庁内挙げて無事故キャンペーンを行い,無事故達成記録づくりに挑戦することに実施するべきと思いますが,お考えを伺いたいと思います。
 また,各課毎日1分間の朝礼でもよいので,仕事前に無事故を確認しあう必要があるのではと考えております。初歩的なことですが,ついうっかりをなくすためにも,毎朝無事故を確認し合うことが大切だと思いますので,1分間朝礼実施の件も伺いたいと思います。
 2点目のパブリックコメント制度,市民の声についてですが,現況の努力は認め,よく対応していると思います。私は,行政用語のパブリックコメントという制度は,本来,総合計画や条例などを行うときに,行政立案,パブリックコメントである市民意見,行政決定の3段階方式だと思っております。私の言いますパブリックコメントは,まず,一番初めに市民の考えを取り入れ,そして,行政へ立案,また,市民意見,そして,行政決定の4段階方式をとるべきと考えております。
 当鈴鹿市も,この夏場から,新しい総合計画──いわゆる第4次総合計画の第5次版であります平成18年4月から実施予定の新しい総合計画を,各課より34名のワーキンググループにて策定をしていく大切な時期に入るわけですし,また,鈴鹿市の新しい目玉施設でもある新庁舎を建設中の折,市長の充実の2年目及び単独市と,種々新しい条件の出揃うこの時期に,原点を見つめ直すためにも,20万総市民の創意工夫のコメントが必要ではないかと思っております。10年に1度ぐらいは,総市民の意見を取り入れてはどうかというふうに思います。市民の皆様方には,今日の鈴鹿市の財政状況をわかりやすく説明をし,理解をしていただいた上で,市へアイデアをいただき,本当の意味での議会も,行政も,市民も一丸となり,全員で鈴鹿市の将来構想を作成していくべきと思います。
 これからの市民自治は,20万総市民が本当に何を要求しているのか,どのような鈴鹿市のまちづくりを望んでいるのか,一部の方々のコメントではだめで,子供からお年寄りまで,寝たきりの御老人の意見まで,すべてを参画していただき,市民全員の手づくりによる鈴鹿市を目指すためにも,いま一度,総市民の声をまちづくり,地域づくりに市民のアイデアコメントを募集することが大切であると思います。この件につきまして,行政の再度,意見を伺いたいと思います。
 3点目の同一住居表示の改正についてですが,鈴鹿市内に850カ所,2,242戸の一般住宅と,1,506棟,1万5,586戸の集合住宅の合計1万7,828戸が同一の住居表示なのです。市民の平等・権利・プライバシーの保護などから考えると,大変需要な出来事でございます。基礎番号に枝番をつけて,対応ができる平成13年の規約改正ができたのですが,事が進んでいない現況,これは市民の住所による管理データは,近い将来,必ず必要となりますので,ぜひ取り組むべきであります。
 そこで,同一ではなく,独自の住居表示設定ができる対応方法をどのように考えてみえるのか,また,分譲マンション・賃貸マンションなどの集合住宅1万5,586戸の対応は,今後どのように対処をしていくのか,再度伺います。
 4点目のフィルム・コミッション──いわゆるFCについてでございますが,現在,御答弁にもありましたが,全国で66の団体により,全国の連絡協議会に加入され,展開されているわけでございます。県内では,伊勢志摩FCがありますが,メリット面での地域振興,経済効果,デメリット面の豊富な財政,人件費などにより,現在の当市での厳しい財政状況では進める手法ではありません。しかし,そこで御提案ですが,全国の連絡協議会に加入しない,経費のかからない鈴鹿市独自のFCをお勧めいたします。現在の鈴鹿市の観光集客数は,平成3年度のピーク時の年間535万人より,現在は約78万人も減少しております。78万人減少です。なおかつ,年々減少傾向の現況を踏まえ,強化の対策をせねばならないと思います。当市に魅力がないからなのか,真剣に考えねばなりません。
 そこで,強化の対策の1つは,やはり観光等の集客ですから,PRの必要性を重んじ,鈴鹿市独自のFCを展開すべきと考えます。この方法は,費用を余りかけずに,効果を得ることができます。守りだけでは減少ばかりでございますので,攻めの観光行政が必要で,マスメディアの時代にマッチしていると思われます。
 そこで,最近,新しい観光ガイドマップ──これですが,非常にすばらしいできばえになっております。上手につくってあります。なかなかここまで仕上げるのに大変な御苦労があったと思います。しかし,できばえは非常にいいと思っております。
 そこで,この観光ガイドマップを利用して,せっかくよいものができたのですから,全国のテレビ局などにマスメディアに売り込み,コマーシャル・ワンカットシーン等,または旅の番組,食べ歩きの番組が最近はやっておりますので,鈴鹿市の伝統芸能,農特産物,名所等を売り込み,鈴鹿市の魅力再発見,鈴鹿市の魅力の掘り起こしに努めるべきと考えますが,再度伺いたいと思います。
 以上で,2回目終わります。
 答弁,よろしくお願いいたします。


○26番(大西克美君)  ありがとうございます。
 3回目でございますので,ぜひ答弁は市長にお願いしたいと思いますので,前もって言っておきます。
 1点目の職員の交通事故防止についてですけども,民間では当たり前のことなんですね。本当に,もう民間企業では,もうそういうことは徹底しておりますから,そこら辺をよく考えていただきたい。そして,ぜひ庁内で無事故の運動を実施していただきたいと思っております。
 公務員は身分の保障がありますので,ペナルティーは難しいことだと思いますが,そうかといって放置していては,何のための公用車の事故防止かわかりませんし,市民に申しわけないと思いますので,そこで職員みずから公務員としての自覚意識向上のために,公用車での自損事故者には,やはりペナルティーや重い罰則が必要であります。私の考えですが,自損事故者には,川岸市長みずから,市長室にて,直接厳重注意をしていただくこととともに,職員の休日に交通教育センターなどでの厳しい交通安全研修を一日じゅう缶詰状態で受講させるペナルティー──これを取り入れていくべきではないかと思っております。市長の前で厳重注意を受けるのは,職員にとって恥ずかしいことだろうと思いますが,いい方法が浮かびません。公務員だからこそ,だれが事故を起こしてもいけませんので,意識向上のためにペナルティーを必要だと思いますが,再度伺います。
 1分間朝礼の件も答弁がなかったように思っております。
 2点目のパブリックコメント制度についてですが,なぜやらないのか,以前にやったけど回答率が悪い──0.00幾つとかおっしゃいましたけども──行政側に手落ちがなかったんかどうか,そこら辺は考えられたわけでしょうか。一方的に差し出して回答率が悪い,それでやめたというのでは進展がないじゃないですか。何で書いてもらえなかったのか,なぜ意見がもらえなかったのか,方法をもう少し考えるべきではありませんか。
 私は,毎年毎年そういう総市民の意見を聞いてくださいと言うてるのではありません。5年,10年に一遍は,大きな事を構えていくときには,また,地方分権の時代,市民自治の時代ですから,一度は総市民の意見を取り入れていただいたらどうかと思っております。寝たきり御老人の意見も,とこの根から言いたいこともあろうかと思いますが,しょっちゅうテレビを見てくださっておりますので,そういう意見も大切に高齢化時代ですから,本当に考えていただきたいと思います。
 つい最近ですが,埼玉県の志木市の自治像は,この6月11日の中日新聞に掲載され,皆さん方も,市民の方々もごらんになってみえると思います。市民と協働の中で,特に市民がオーナーの市民自治というところが,非常に目についたと思います。全国のどこの自治体でも四苦八苦している現況,市民が主役,市民が主体の自治への変換は,当鈴鹿市でも真剣に取り入れていくべきであると思っております。ぜひ,再度,原点を見つめ直し,今は,やる時期にあると思っております。20万市民に創意工夫を問い,4段階ステップを活用するべきと思います。形式的ではなく,一度真剣に総市民に問うべきであろうと思います。それが半年かかってもいいじゃないですか。一度そこら辺を真剣に考えて,御答弁をお願いしたいと思います。
 3点目の同一の住居表示の改正についてですが,一般住宅と集合住宅の合計1万7,828戸があります。非常に難問題であろうとは思いますが,今後の行政に必要なデータベース,この住所による住民の記録は,税,福祉,教育関係など,多くの各部局に関係する必須項目です。可能な限り予算化をし,対応していくべきと考えます。
 また,該当者からの申請を待っていると行えると言いますが,申請を待っているだけではだめで,行政みずから広報PRやDM発送に取り組む姿勢が重要であると思います。このことを解決しないと,本来の市民データベース,市民管理ができません。早々に予算化をし,対応するべきと考えますが,いかがでしょうか。
 4点目のフィルム・コミッション,いわゆるFCについてですが,すばらしいガイドマップですが,まだまだ鈴鹿市のよさが完全に売り込み先に伝わらない点があります。
 そこで,もう少し手を加えて,鈴鹿市の魅力再発見のためにも,自然や町並み,または,景観にすぐれた場所,いやしの場所,ホタルの生息する川の美しさなど,売り込みに必要な鈴鹿市独自のFC専用の詳細パンフレットを作成し,このすばらしいでき上がりのガイドマップと一緒に,二段構えでPRをすべきと考えます。今のCM,旅番組,食べ歩き番組などの制作担当者は,常に目新しいスポットを模索していると考えられます。二段構えで地道に対応していけば,観光集客の減少対策としてピーク時へ近づける可能性が出てくるのではないのでしょうか。名乗りのみでは減少が目に見えております。早々に詳細パンフレットを売り込みに必要な準備物など,少ない予算で攻めの観光行政を提案いたしますが,いかがでしょうか。
 以上,4項目のソフト面での対策でした。公務員としての職員の意識高揚,市民全体の将来構想,市民データベース,観光集客と大切な事業ですので,最後に市長の見解を伺いたいと思います。
 残り時間もわずかではございます。6分しかございませんが,適切なる前向きな御答弁を期待いたしまして,またお願いを申し上げ,質問を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。