平成16年12月定例会(第2日12月 8日)

○26番(大西克美君)  議席番号26番,市政研究会の大西克美です。
 きょうは,平成16年12月8日です。この平成16年も残すところ,あと23日間となり,師走月の慌ただしさとともに,随分寒さも増してまいりました。川岸市長も就任以来,ひたすらに飛び回り努力する多忙な前期が終えようとしておりますが,風邪など引かれませぬように,十分に健康に留意をしていただき,充実の後期に向けて,鈴鹿市民の安心・安全のために,さらに全力で取り組んでいただきますよう,冒頭にお願いをさせていただきます。
 さて,ことしの平成16年を振り返りますと,何といっても,異常気象による自然災害が多発し,全国各地で被害に遭われた方々の悲痛な叫びで訴える姿が目に浮かんできます。特に新潟中越地震の被害は,言葉ではあらわせないものであり,県内でも台風21号による南勢地方の目を覆うほどの被害状況もあり,また,鈴鹿市内でも浸水家屋が床上・床下を含めると400世帯もあり,大変な被害を受けました。被害に遭われた皆様方には,心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。
 「天災は忘れたころにやってくる」とよく聞きますが,この近年,地球温暖化など,異常気象による自然災害が非常に多くて,またかという言葉が何度も繰り返され,異常気象による災害が30年,50年に1度の集中豪雨が当たり前かのような感じに錯覚に陥ろうとしております。しかし,異常気象災害による被害といって許されるものではありません。被害に遭われた市民の方々のためにも,あすは我が身の教訓として,鈴鹿市の行政として創意工夫を凝らし,真剣対応に当たるべきと考えます。少子・高齢化の安心・安全の住みよいまちづくりの根本は何なのかをいま一度振り返り,自然災害に打ち勝つ決意の緊急対応が望まれます。
 そこで通告に従い,次の3点について質問をいたします。
 1点目は,浸水災害についてですが,鈴鹿市内の本年の被害状況について伺いたいと思います。
 2点目は,県道白子稲生山線の歩道整備についてですが,この件は,平成11年12月議会,平成13年6月議会に続いての質問であり,5年越しで取り組んでいる難問題でございます。御承知のとおり,この白子稲生山線は,道路の外側線から路肩まで,いわゆる歩道の部分が20ないし30センチしかないところが多く,非常に危険です。人が車道を歩き,車をよけながら歩いている,そんな現況です。そこで,歩道拡幅についての現状と今後の工事の見通しについて伺いたいと思います。
 3点目は,高齢化時代における社会福祉センターについてですが,老朽化している社会福祉センターの利用などを含む現況はどのような状況なのか,以上,3点について伺います。
 よろしく御答弁をお願い申し上げます。


○26番(大西克美君)  ありがとうございました。
 1点目の浸水災害についてですけども,本年9月29日の台風21号の被害が近年にない大きな浸水災害で,この10月15日付の被害状況の報告を見まして,市長も先ほど申されましたけども,床上・床下浸水の合計が400軒あると。神戸が25軒,飯野が21軒,玉垣が61軒,牧田が11軒,稲生が6軒,箕田が7軒,白子が248軒,他の5地区で1ないし2軒ずつとなっております。
 そこで,一番被害の大きかった白子の浸水対策について伺いたいと思います。
 白子の248軒のほとんどが,鼓ケ浦中学校北側の自治会名で渚町――(通称)シーサイド団地といいますが,この渚町自治会は,総世帯数が約300軒であり,今回の浸水で8割の御家庭が床上・床下の浸水災害に遭われました。知らない間にいつまで水が来るのか,どこまで水が浸水してくるのか,床下から床上へ恐怖で大変な思いをされたことと存じます。市内の下でもあります海岸線は,どこも同じだと思いますが,白子も昔から水で苦しんでまいりました。地域住民の願いは,だれしもが同じで,水から解放され,水のことを忘れ,安心・安全に暮らすことであります。そこで,この渚町自治会の排水流域,また,排水ポンプなどを調べた結果,ポンプの能力を上げることと調整池の確保しかないと思われます。何とか早期対応ができないものなのか,再度伺いたいと思います。
 2点目の白子稲生山線の歩道整備についてですが,三重県の新道路整備戦略に位置づけをようやくしていただいたとのこと,また,平成17年度は,路肩修繕に着手し,整備を進めていくと三重県より聞いているとの答弁を部長より,今,伺いました。私も5年間の粘りが実を結びつつあり,当然ながら,それまで努力をされた担当職員にも敬意を表したいと思いますが,しかし問題は,この生活道路でもある県道で,交通事故の加害者,被害者を出さないよう早期完成に努めなければなりません。
 そこで,今後の鈴鹿市の対応が重要ですので,再度,考えを伺いたいと思います。
 3点目の社会福祉センターについてですが,高齢化時代における社会福祉センターの重要性・必要性は理解しておりますが,また,社会福祉協議会との整合性も把握しております。年々,利用者のふえてる現況で,先ほど申されましたように,平成14年には4万8,000人,平成15年には5万3,000人という,ふえている現況をも踏まえまして,また,昭和52年度竣工して以来,27年間の経過を要していること,この老朽化している現況を踏まえ,建てかえに際し,高齢化の時代,利用者の方々の交通の便,今後の利用者増をかんがみ,現在地に建てかえるのではなく,市内を東西南北などに分けたブロック化が必要ではないかと私は思っております。
 そこで,各地域分散型にするべきと考えます。障害福祉,高齢福祉,児童福祉などの地域の福祉の推進の観点からも,自宅に近く,身近にあり,より利用のしやすい各地域分散型にしていき,利用する市民が本来の生きがいや安らぎの拠点として,いつでも,だれもが気軽に利用できることが重要だと思いますので,この考えにつき,再度,答弁を願いたいと思います。
 2回目,よろしくお願い申し上げます。


○26番(大西克美君)  ありがとうございます。
 1点目の浸水災害についてですが,消極的な答弁で困っております。伊勢湾台風などで浸水の体験をされている市民の方々も多数おられるとは存じます。浸水の恐怖もよくわかっておられると思いますし,私も体験をし,恐ろしさを痛感しております。市民ニーズは,私は平等であるべきで,さきの災害で浸水している御家庭もあれば,浸水していない御家庭もあると。当然ながら,被害はない方がいいわけですが,浸水災害に遭われた方々に,繰り返しの悲しみを持っていただかないためにも,何らかの対応をするべきと私は思い,行政としての義務があるのではないかと思っております。国・県の今後の対応の報告を受けました。それを待っていては,いつになるかわからないのではないか,特に来年の平成17年は,市町村合併の期日であり,合併市町村の特例事業が優先され,単独市としての鈴鹿市への補助事業がおくれるのではないのかという懸念をしております。
 そこで,鈴鹿市独自で行える手段は,本当にないのでしょうか。市長のよく言われる安心・安全なまちづくり,防災に強いまちづくりの市民の生命・財産を守る基本の取り組みとして,鈴鹿市独自で取り組む対応はないのでしょうか。市民ありきの行政です。多くの市民が困っております。そんなとき,行政が何らかの対応をしてくれるのを市民は待ち望んでおります。
 そこで,最後に伺いますが,この渚町の排水機場の池の東に鈴鹿市の遊休地があります。この土地を利用し,拡幅し,貯水することはできないのでしょうか。新たに土地購入するわけでもなく,市の土地がありますので,幸いにも池の東側に隣接しております。一旦水の遊休地かわかりませんが,何らかそういう対応はできないものなのか,また,車に搭載の災害対策用のポンプ車が県にあると聞き及んでおります。5,500万かかるそうでございます。この移動ポンプ,車に搭載する移動ポンプの購入はできないものなのか,設置するのではなくて,これは移動ができるそうでございます。
 それからまた,平成3年に条例改正されました災害見舞金,これを見てみますと,くみ取り料とか消毒は無料で,床上が7,000円で床下浸水には適用がされません。今の時代,床上で7,000円,私は,非常にこの金額に驚いております。また,床下には適用されない。ちょっとおかしいのではないかなというふうに思い,条例改正等への考えを伺いたいと思います。
 それから,いつでも避難ができるために,この渚地区は,鼓ケ浦中学校が近くにございます。そこは避難所になっておりますが,この避難所の学校のかぎの管理,学校の先生等しかお持ちになってみえないそうでございますけども,自治会長さんが持つわけにはいかないのかとか,そういうかぎの対応について,また,避難所の管理について伺いたいと思います。避難しに行っても,かぎがないので入れないというようなことではいけないと思いますので,避難所でのかぎの管理対応,これについて伺いたいと思います。
 それから,災害後になろうかと思いますが,農家の方々の田畑にプラスチックごみ等が多く,農業者の後継者不足等人手の少ないことを理由,いろいろなことを考え,農業の方々の財産でもある田畑に,多くのごみが流れておりますので,それの回収をするために緊急な災害時でございますので,何らかの行政からの対応ができないものなのか,ふだんは行政が一般のところへ入って行うということは無理かもわかりません。しかし,災害の緊急時でございます。お百姓さんの方々が多くの方々から連絡を受け,非常に困っている,何とかならないものなのかどうかというふうなことも聞いておりますので,この件についても,行政で何らかの対応ができないものなのかを伺いたいと思います。
 2点目の県道白子稲生山線の歩道整備についてですが,三重県の新道路整備戦略に位置づけがされたということで本当に喜んでおります。
 この12月議会で,議案第85号 モータースポーツ都市宣言についてが提案されております。この県道白子稲生山線は,近鉄白子駅からサーキットまで,県外・県内はもとより,F1や8耐レースなど,多くのレースに観戦に訪れる人たちがおられます。このときに,白子駅からサーキットまで,この県道稲生山線を歩いてサーキットに行かれる方がたくさんおられます。こういった鈴鹿市もモータースポーツ都市宣言をするのであれば,鈴鹿市の集客交流資源道でもあるわけでございます。何とかこのことを三重県に強く訴えていただき,行政挙げて訴えていただき,市民はもとより,県外・県内より訪れる方々が安心して歩けられるよう,一日も早く歩道整備が実現できるようにお願いをし,強く要望していただき,県に強く訴えていただくことをお願いし,要望といたします。
 3点目の社会福祉センターについてですが,老朽化に伴う地域の福祉の推進のため,各地域分散型を望みますが,部長答弁にもありましたが,中央施設を持つサテライトタイプもいろいろ考えはあろうかと思います。しかし,この高齢化を踏まえて,その施設に行くまでに大変な思いをして行くわけでございます。身近にあれば,だれでもが本当に何度でも足を運んで元気な健康対策にもなっていくのではないかなと,また,利用率のアップにもなっていくのではないかということをかんがみ,地域分散型をお願いしたわけでございます。今後は,この建てかえに際し,施設の内容の充実を早めに,娯楽施設や,入浴施設やいろいろあろうかと思いますが,早めに調査・研究をしていただき,新しいタイプの社会福祉センターをつくっていただきたいというふうに思いますので,調査・研究をよろしくお願いを申し上げ,要望とさせていただきます。
 答弁は,浸水対策についてのところ,稲生山線と社会福祉センターについては要望にとどめさせていただきますので,最後にお願いをした答弁を求め,質問を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。