平成17年 3月定例会(第4日 3月14日)

○26番(大西克美君)  議席番号26番,市政研究会の大西克美です。
 去る3月4日には,東京で2センチから4センチの雪が降り積もりました。東京の都心で3月に雪が降り積もるのは,何と10年ぶりの出来事であり,大変な交通マヒが起こり,流通に大きな支障を来し,都心の弱点が浮き彫りになり,10年ぶりの予期せぬ自然現象対策が問題になっているそうです。従来の10年,20年,30年に1度の環境異変による自然災害が,毎年のように発生する今日,不安感が抜け切れぬ日々が継続をしております。災害はふるさとをなくす,こんなはずではなかったと被害に遭われた多くの方々の体験談を,マスメディアを通じ伺うたびに悲しみを覚え,また,自分の家が倒壊して,一大事にもかかわらず,救援物資を手に持ちながら,送っていただいた方々にお礼を言わねばという姿を拝見するたびに,自然と目頭が熱くなり,人として人情と感動と勇気を心の底に響き覚えます。
 また,噴火で苦しむ三宅島の人々は,町中に降り積もる火山灰の対策として,火山灰を陶芸の土に混ぜ,焼き物づくりの製品にし,町興しの一環として逆境に打ち勝とうとする頑張る意欲にも自然に頭が下がり,心が打たれます。
 地方分権の時代だからこそ,我が町のまちづくりや地場産業振興などは,将来展望をしっかり見つめた見識と,自分たちの手による創意工夫と信念で取り組む姿勢が大切であると再認識をさせられます。
 そこで,通告に従い,大きく3点について質問をさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。
 1点目は,救急業務,防災の観点から消防について伺います。
 近づく東南海地震を初め,たび重なる環境異変災害は,市民のだれもが不安感と恐怖心を抱いていることは認識をしております。鈴鹿市の救急防災拠点である消防行政を見つめてみると,根本的な拠点施設が非常に気がかりになります。それは,消防本部の庁舎と北分署であります。
 鈴鹿市の消防本部の庁舎は,昭和42年建設で,38年間経過しており,過去3度にわたり改築が行われているものの,本体の老朽化が目立ってきております。また,加佐登にある北分署は,昭和52年建設で平屋建てという過信からなのか,耐震整備も行われていないと聞き及んでおります。それぞれに耐震法の昭和56年前の建築施設で,地域の救急防災拠点としては,老朽化に伴い不十分であると思われますので,建てかえ計画の状況について伺います。
 2点目は,地産地消や環境と体験学習,または新観光地スポットの観点を加味した白子港の水産振興について伺います。
 現在の白子新港は,県の港湾整備事業により,昭和56年に着工され,平成3年に竣工整備されたものですが,市・県保有の未利用の土地が――いわゆる実質利用が可能な面積が約9,000平米あります。諸問題を抱く水産業の振興対策の一環として,この土地の有効利用について伺いますが,以前より私どもの提案しております「海の駅」,または戦略会議よりの答申内容にありました,白子地区にシーフードパラダイスなど,名称は違いますが,趣旨は同じであります。その上,新総合計画の資料編により,鈴鹿市の主な観光地の観光客数を調べてみると,平成10年度が481万3,116人,平成11年度が473万5,694人,平成12年度が461万9,273人,平成13年度が450万9,015人,平成14年度が434万3,919人となっております。このデータは,以前の商工観光課の主催者発表によるものですが,平成15年度,平成16年度は,データがなくわかりませんでしたが,恐らく減少傾向であると判断をされます。このデータを見る限り,当市への観光客数が毎年10万人ずつの減少であり,5年間で約50万人減の状況で,大変な問題であります。この状況を考えてみると,時代に応じた新しいものへの力の入れ方が弱いということになると思われます。
 毎年,10万人の観光集客をすることは,時代に応じた観光ルートの見直しや,新しい観光スポットの発見や創設の対応が必要であると考えられます。近年よく言われている箱物建設はだめという概念をはるかに超えた結果現況をも踏まえ,鈴鹿市の活性化を真剣に考えるに当たり,状況に応じた思い切った対応が求められるべきです。
 そこで,本題に戻りますが,海の駅,シーフードパラダイスなどの水産振興を基本に地産地消,新観光地スポットの観光集客などもかんがみ,複合的な将来的要素を持つ施設が有効利用と考えられますので,この件につき鈴鹿市の考えを伺います。
 3点目は,磯山バイパス道路について伺います。
 主要地方道鈴鹿環状線として位置づけをされている,通称,磯山バイパス道路ですが,磯山町の国道23号線沿いのスーパーヤマナカから中勢バイパス,いわゆる御薗町の工業団地入り口のクランクの部分までの総延長3,500メートルの新設道路ですが,第1期工区が国道23号線から旧県道上野鈴鹿線までの1,750メートルで,事業予定が平成14年から平成19年までで,第2期工区が旧県道上野鈴鹿線から中勢バイパスまでの1,750メートルで,事業予定が平成19年から平成24年までとなっておりますが,この道路は,鈴鹿市の南部地域の方々の強い要望により開始された重要な新設道路であり,今後の南部地域のまちづくりにも欠かすことができない道路でもあります。1年でも早い竣工が待ち望まれております。近隣に住まいをする私ども東部地域にも利便性が高まり,また,鈴鹿市の将来の環状道路として,鈴鹿市内の地域間交流としても大変意義深い道路になると思います。
 そこで,現況はどうなっているのかを伺います。
 以上,大きく3点について明快なる御答弁をお願いし,壇上からの質問といたします。


○26番(大西克美君)  ありがとうございました。
 1点目の消防本部と北分署の建てかえ,新総合計画に建設を位置づけていきたいと,また,適切な時期に建設できるように努力をしていくという答弁でございました。市民の生命・財産を守る安心・安全の消防行政の拠点施設としては,私は対応がおくれているとしか考えられません。私が現消防本部の庁舎の現場を見る限り,決して救急・防災の拠点施設としては,万全とは思いません。高価な高規格消防自動車などの車庫を見ても,耐震性の認識はできませんし,上水道を守る水道局庁舎は立派なものができており,災害対策本部としての新庁舎は本年末に完成し,安全・安心できる状況下,消防・救急・防災対策の拠点としては,また,消防本部と北分署はどうしても気になります。あってはならぬことでございますが,災害時に万が一,消防本部や分署の倒壊など,救急業務の機能麻痺が起こることを考えますと,非常に心配でございます。20万市民の安心・安全のため,また,日々消防業務に励む職員の生命の保持や不安解消のためにも,何とか早期建設はできないものなのかをいま一度伺いたいと思います。
 また,昨年,この議場で質問させていただいております救急救命士の件でございますが,市民の救急救命率の向上を目指す救命士の養成状況,人員体制の確立は順調に進んでいるのかを伺いたいと思います。すべての高規格救急車に救命士を乗務させる必要性,平等の観点から答弁を求めたいと思います。
 2点目の白子港の水産振興についてですが,取り組んでいくとの決意答弁がございましたので,再質問はいたしません。
 ただ,今後も実施に向け,調査・研究をしていただき,水産振興をもとに,市民に親しまれる地産地消,または新観光地スポットとして,開かれた漁港,見せる水産業,安定した生活基盤の水産業を目指して取り組んでいただくことをお願いし,要望といたします。
 3点目の磯山バイパス道路についてですが,この道路の必要性は,南部地区には当然ですが,鈴鹿市の将来にも欠かせません。多くの利点を持つ道路でございますので,今後も当市の取り組み対応が大変重要であると思われます。地元関係者も長岡前市議会議員を期成同盟の会長として,当行政担当部局とともに,毎年,三重県に対して陳情を行い頑張っておられると聞き及んでおります。私は,国の補助財源を持つ県事業は,期成同盟会や担当部局はもとよりですが,鈴鹿市の首長でもある川岸市長の三重県へのさらなる陳情動向は最重要視であると認識しております。現況でも,当然ながら,市長は多々行っていただいていると思いますが,お願いごとは,足を運ぶ回数が多ければ多いほど大きな効果が得られると信じておりますので,このことを強くお願いを申し上げ,今後の当市の取り組みについて再度伺いたいと思います。
 以上,よろしくお願いいたします。


○26番(大西克美君)  ありがとうございます。
 消防本部庁舎と北分署,一日も早く新築して,安全な救急防災拠点となるようお願いをしたいと思います。
 この平成17年度の実施計画を見てみますと,旧水道局庁舎撤去ということで,現在の東側ですね――そちらの方を平成18年に更地にするということになっております。4,000万円の予算をかけて撤去・造成工事というふうになっております。そちらの方も新本部の場合は,そちらを統合した形になっていくものというふうに判断しておりますけども,できるだけ新総合計画に掲載をしていただきますようにお願いをしたいと思います。
 また,北分署でもあります加佐登の方――そちらの方もよろしくお願いしたいと思います。要望といたします。
 救急救命士については,高規格救急車を利用できる救命士が,いつでも100%乗務できるように,市民の安心・安全にこたえられるよう,今以上の救命率を目指し,大変な救急業務,消防業務でございますが,さらに励んでいただきますようお願いをし,この件も要望といたします。
 最後に,もう1点,消防長の就任体制について,市長にお伺いをいたします。
 消防長の就任は,過去は警察官OBからの方からで,現在は現役の警察官の方に,当市より就任依頼をして,御就任をしていただいております。毎年毎年,鈴鹿市消防行政に数多くの御功績を承っており,その功績には心より敬意を表する次第でございますが,今後は甘んじることなく,そろそろ自立をし,職員内部からの消防長就任をするべきでないかと思われます。
 この件の趣旨により,消防職員のさらなる意識の向上,職員みずからの改革や改善による救急業務の高度化が考えられます。東南海地震が叫ばれる今日,災害対策消防行政は日々進歩しております。常に新しい対策の修得研修とともに,職員意識の結集がより強固な安心・安全につながると思います。
 ちなみに,三重県内では,先進市の四日市市が平成15年4月より実施しており,お隣の津市も,昨年の平成16年4月より,それぞれ職員内部から消防長の就任登用を実施しておりますので,鈴鹿市もそろそろ従来に承った御功績に甘んじることなく自立をし,四日市市,津市に次いで,県下3番目の対応になりますが,そろそろ考える時期に来ていると判断をいたしますので,この件につき,最後に川岸市長に答弁をお願いし,質問を終わらさせていただきます。
 ありがとうございました。