平成18年12月定例会(第4日12月13日)

○29番(大西克美君)  議席番号29番,市政研究会の大西克美です。
 本日午後一番の質問に立たさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
 ことしの全国の重大ニュースになると思われるほど日本じゅうの国民を騒がせ,地方行政への関心をもたらした北海道夕張市の財政破綻による,いわゆる財政再建団体の問題ですが,結果要因は,行政,議会,市民の三つどもえの責任であると私は判断をしておりますが,ふるさとを離れなければならない,そのぐらい大変な出来事でありました。「人の振り見て我が振り直せ」のことわざではありませんが,特に予算・決算面での議会のチェック機能の強化が全国的に問われております。
 また,少子化の進展により,結婚・出産の原因による,女性が活躍する職場環境が重要視されております。
 さらには,高齢化社会の健康増進や生涯学習のさらなる充実を求める市民ニーズの声がひときわ大きくなっている現況を根底に置き,通告に従い,大きく3点の質問をさせていただきます。
 1点目は,生涯学習の充実の観点から,旭が丘公民館の修復について,2点目は,議会チェック強化の観点から,鈴鹿市土地開発公社の未利用地について,3点目は,女性活躍の職場環境の観点から,消防機能の充実について,それぞれお伺いさせていただきます。
 それでは,1点目の旭が丘公民館の修復についてです。
 鈴鹿市の公民館は,玉垣のふれあいセンターを含め,31館ありますが,19の市民センターとの併設館と,ふれあいセンターを含めた12の単独館があります。それぞれに地域での触れ合いを重視した地域拠点としての数々の利用がなされ,一方では,避難所を兼ねた地域交流,生涯学習の活動の場として,地域住民が毎日のように利用されております。
 そこで,現況ですが,現在の旭が丘地区の人口,公民館の利用状況はどのような状態なのか,さらには修復について,行政はどのように考えているのかをお伺いさせていただきます。


○29番(大西克美君)  昭和54年3月に建設され,築後27年経過していて,人口は9,400人で公民館の利用者数が2万5,000人であり,利用率が非常に高いとの答弁でございました。
 私の調べによりますと,昭和54年の建設当時の人口は7,400人で,現在は9,400人との答弁でございますので,その当時よりは2,000人ふえているわけになります。
 また,現在の行政区を調べてみますと,4,611世帯の1万1,102人ということになっております。ですから,築後27年で3,702人の人口増加となっております。
 さらには,現在も造成振興中の大東紡の跡地や,小学校前のNTT官舎跡地などの一戸建てや高級高層分譲マンション建設により,まだまだ人口はふえ続けている状態であります。このことから判断いたしましても,1万人をはるかに超えるその地域に,小さな昔からの公民館だけでよいのでしょうか。
 また,当然ながら,市社会教育関係団体の多くの方々の使用する場所は,すべて,この公民館を使用されるため,大変手狭であります。
 私は,市民ニーズの公平な観点から判断しても,とても理解できるものではありません。1万人をはるかに超える地区に,1カ所の昔ながらの小さな公民館しかありません。地元の方々の要望も,何度繰り返されてきておるかわかりません。
 このような旭が丘のマンモス地区には,それなりの施設が必要視されて当たり前と痛感いたしますが,再度,考えを伺いたいと思います。


○29番(大西克美君)  当然,今の答弁のように,市内の老朽化した公民館から建てかえをしていくことは当たり前のことで,私も承知できます。
 しかし,私はこのような1万人を超える超マンモス地区は,人口比率から判断しても例外として考えるべきであると判断しております。私は,決して新たに土地を購入してお願いをしているのではありません。この地区の土地評価現況などをもっと把握し,対処するべきではないのでしょうか。鈴鹿市民すべての方々が等しく生涯学習を受ける権利が市民としてあると考えられます。
 この平成18年度版の実施計画の微調整,22ページから23ページを見ると,併設館2館の建てかえ実施計画が掲載されております。この2館の建てかえも,地域の長年の方々の要望により,やっと実現できるのでしょう。
 しかし,この実施計画書を拝見させていただきますと,政策の柱,人と文化をはぐくむまちづくり,政策,学びの場の充実,単位施策,社会教育,生涯学習環境の向上等々なっております。
 また,この2館の総事業費は,おのおのに3億5,000万,3億1,000万というふうになっております。公民館の修復は,地域の避難所も兼ね備えているため,費用対効果を勘案しつつ,もっとスピーディーに取り組まなければいけないと思います。
 事業期間を見てみると,基本設計から用地購入,用地造成から実施設計,そして建設になります。1館の建設をするのに,最低3年から5年はかかる状況になっております。このペースでいくと,31館ある31館目の公民館の建てかえは,何年かかる計算になるのでしょうか。とても生涯学習,学びの場の充実とは考えられません。避難所も兼ね備える地域づくりの拠点公民館です。もう少し考慮していただき,さらには1万人人口の旭が丘地区の特例なども,よくよく加味していただき,いま一度旭が丘公民館修復の取り組みについて答弁を求めます。


○29番(大西克美君)  早急に,計画的に検討していただくとの答弁が出ましたので,安心いたしました。ぜひ,市民の生涯学習が等しく受けられるように,地域の実態をよくよく調査をして取り組んでいただくこと,さらには避難所対策の一環であることもよくよく御理解していただくことを提言させていただき,この質問は終わります。
 2点目の鈴鹿市土地開発公社の未利用地についてですが,昭和48年7月に,設立の公有地の拡大の推進に関する法律――いわゆる公拡法に基づいた法人ですが,地価下落が続いているさなか,とても土地先行取得の公社機能があるように思えません。また,発揮されているとは思えません。簿価より時価の方がはるかに安価であり,先行投資としての公社の役割が終わったと私は考えておりますが,公社の意義はどのようなものかをとりあえずお伺いさせていただきます。


○29番(大西克美君)  地価高騰の時代なら,財政運営的にもメリットがある。しかし,新規の箱物建設の見込めない今日には,私は,機能不足を痛感し,10年事業進捗期間がなかなか短縮できない現況下では必要性がないように思えてなりません。土地下落の評価損金と金利も含め負債を抱える公社が,将来の重荷にならないように検討する時期であると考えられます。
 それでは,引き続き市の事業計画の変更などにより生じた,取得後10年以上経過の未利用土地はどのくらいあり,全体で何%で,保有金額はどのぐらいになるのかをお尋ねいたします。


○29番(大西克美君)  10年以上の保有地が全体保有地の73%で,88億8,700万とのことでございました。私は,この未利用残地の要因は,市の政策的な責任にあると思っております。今後の計画をどう考えているのか,また,平成12年に,土地開発公社の経営健全化対策が出されましたが,近年までにどのくらい簿価縮減ができたのか,さらには財政支援を含めた公社の経営健全化への取り組みについて,また,買い戻しが進まない用地の対策として,自治会が使用する集会所などへの貸与,いわゆる有効活用をするべきと提案したいのですが,考えはどうなのか伺います。


○29番(大西克美君)  100億円のうち,13億,16億ですから,29億円が無利子で,そこから引きますと,71億円が金融機関からの借入金ということですね。私は非常に多いので心配でございます。
 自治体の新しい再建法制を検討している総務省の有識者研究会の最終報告によると,従来は一般会計の赤字比率だけの判断であったため財政状況が把握できなかったが,2009年の新法制新法施行予定では,公社などを含めた連結債務の指標を適用するという基準方針が打ち出されました。2009年の予定だそうでございます。
 私は,北海道の夕張市のような財政再建団体にならないように,特別会計の債務を非常に心配しております。将来の負担とならないように,健全化対策を早期に対応するべきと考えております。
 ちなみに,鈴鹿市の平成18年度の標準財政規模は350億2,040万8,000円で,約350億円ですが,この20%の約70億円の赤字になれば財政再建団体になるわけで,今の段階ではとても考えられませんが,安心もできません。
 さらに,総務省の平成16年度の土地開発公社事業実績調査結果概要によりますと,平成17年4月1日現在の全国の市町村の土地開発公社数は1,287であったが,前年度――いわゆる平成16年4月1日現在と比べますと202の減になっております。また,平成17年4月1日現在の全国市町村数が2,399であり,土地開発公社数は1,287ですから,比率計算すると51.14%になり,約半分の市町村が公社を保有してないことになります。土地開発公社の先行投資の役割がなくなったことや,また,組織の改廃によるものと考えられます。
 そこで,将来に起債を残さないためにも,不納・不安要因をつくらないためにも,私は,ぜひ自治会及び市民が使用する集会所,避難所などに,利用貸与の有効活用を考えるべきであると判断いたしますが,ぜひ検討していただくように提言をさせていただいておきます。
 3点目の消防機能の充実についてでございます。
 冒頭にも申しましたが,少子化の進展による結婚・出産の要因により,女性が活躍する職場環境が重要視されております。男女平等の観点から,当市にも女性救急救命士の育成が必要と考えられます。
 そこで,近郊の女性救命士の現況,また,女性消防職員の採用状況を伺います。


○29番(大西克美君)  東海3県で,愛知県が12名,岐阜県が7名,三重県が3名という御答弁でしたかね。それから,女性消防職員が,愛知県が71名,岐阜県が23名,三重県が15名という御答弁,ちょっと今控えましたので,間違いないでしょうか。そうですか,ありがとうございます。
 他市では,女性が活躍されております。なぜ鈴鹿市には女性救命士がいなくて,女性消防職員の応募がないのでしょうか。女性の特性を生かした業務運営が必要と,また,質の高い業務が必要と認識されておられるのに,なぜなんでしょうか。啓発にもっと私は力を注ぐべきではないのでしょうか,このように思います。
 そこで,リーフレットを作成し,啓発をする考えはあるのか,その点を伺います。


○29番(大西克美君)  ぜひ啓発に力を注ぎ,頑張っていただきたいと思います。
 今の消防長の御答弁で,私も若者のハートに飛び込んでいく,すばらしいことやと思います。本当に消防業務の向上に邁進していただきたいと思います。
 それで,災害現場などの必要性や職場環境も向上せねばならないと私は思います。そこで,トイレつき給湯車の導入の観点から,常に現場に出向く指揮隊車両が常に現場へ行くわけですから,その車に簡易トイレや給湯設備を搭載すれば,安価で職場環境の向上性が図れると提案させていただきますが,お考えはいかがでしょうか。


○29番(大西克美君)  指揮隊の車に簡易トイレ,または,そういう飲料水等を搭載していくと。やはり昔は天下御免の役職でありました。しかし,今の現況等をいろいろ勘案いたしますと,職場環境のやっぱり充実が必要であろうと私は思っております。多くのお金を投入してやるのではありません。指揮隊車へ搭載すれば,本当に安価でできます。ですから,必ずやっていっていただくようにお願いをいたします。
 石薬師にある県の消防学校へ行ってきました。県は,三重県災害対策支援車というのが1台あるそうです。5,500万,これは,平成13年に購入されておりますが,出動は桑名のRDF火災に出かけたのが1度ということで,1度で安心ということでございます。災害がないのが安心なんですが,この災害支援車には,当然トイレとか給湯施設等いろいろついてるわけでございます。私は,このような立派なものをと言うとるわけでもございませんので,先ほど現在ある車両,指揮隊の車両に搭載すれば,本当に消防職員,また消防分団の職場の環境はよくなると思いますので,お願いしたいと思っております。
 次に,鈴鹿市の消防組織に欠かせない地区の分団協力員ですが,若手の団員育成強化のために,分団員の――先ほどから申しております職場環境改善などの要望も,生の声を1度聞いていただきますように,アンケートなどを実施していただくことは考えられないのかを伺いたいと思います。
 現在の鈴鹿市の消防業務は,分団員の協力がなくては消防業務は成り立ちません。アンケート実施対応,生の声を聞いていただくということについての御答弁を求めさせていただきます。


○29番(大西克美君)  ありがとうございます。
 最後に,消防職員の採用方法について,お伺いいたします。
 この消防業務の職員,資格を有していくわけでございますが,この職員の採用については,私は,所管でもある消防職の職員による現場優先採用にするべきと思いますが,どのように考えているのかを伺います。
 なお,現在の採用試験方法は,1次の筆記試験,2次のグループ面談・面接,3次の個人面接となっておりますが,2次のグループ面接をなぜ業者委託をしているのか,メリットは――委託するメリットは何なのか,また業者委託経費はどのぐらいかかっているのかを伺います。


○29番(大西克美君)  プロの目によって人物重視,いわゆるコンサルタンティングに面接任しているということでございますが,余り感心はいたしません。やはり上司たる者が面接をして,新しい部下を育成していくということが私は大事ではないかなというふうに思っております。
 それから,現場採用ですけども,そういう消防職とかというような,手に職を持たねばならないような職員を採用するときは,やはり現場の意見が重要視されるように,優先されるように,私は採用方法について,1度考えていただきたいなというふうに思っております。
 2次試験のコンサルティングの16年,17年,18年――16年が47万400円,17年度が84万6,050円,18年度が84万9,200円と,3年間で足しても220万ぐらいですか。金額が少ないからとか,多いからということではなくて,人に任すということが私はどうかなというふうに思っております。自分たちの力を信用して,やはり新しい人を迎えるようにしていくのがいいのではないかなというふうに私は思っております。
 時間がありませんので,以上で終わります。
 どうもありがとうございました。