平成20年 9月定例会(第5日 9月11日)

○23番(大西克美君) おはようございます。
 議席番号23番,市政研究会の大西克美でございます。
 よろしくお願いいたします。
 地球温暖化による自然現象の異変なのか,局地的な集中豪雨が各地を襲い,道路冠水,ビル地下浸水,住宅浸水等の大きな被害が出ました。この数年,毎年のように自然災害による被害があり,対応策に心を痛めます。
 しかし,対応策で唯一わかっていることは,自分たちの町は自分たちで守り,鈴鹿市の町並びに鈴鹿市民20万人の安心・安全は,行政及び議会,つまり私たちの責務でもあります。全国的に日々進歩している被害対策の先進対応策を一日でも早く取り入れ,この鈴鹿市を災害に強いまちづくりにしていかねばなりません。かつ,地域の現場に応じた実践的な市民の安心・安全に取り組まねばなりません。そのためにも,必要な財源確保に大きな力を注ぐべきと考えられます。確かな歳入を確実に得る創意工夫,または,公共工事完了後に二重投資をかけないために,結果として安定した財源確保につながる要素の観点から,通告に従い,次の3点について質問をいたします。
 1点目の学校給食費については,現況,給食費の今後の対応,未納対策など,2点目の市発注工事の品質確保については,入札制度上の対策,工事検査における対策など,3点目の滞納市税については,近年の現況,県回収機構への移管状況,収納プロジェクトチームの結成,新たな納税方法としてのコンビニでの納税開設などについて,それぞれ伺いますので,明快なる答弁を簡潔に,大きな声でお願いしておきます。
 それでは,まず,1点目の学校給食費についてですが,先日,森川議員で質問の中に,中学校の給食についての現況等がございました。そこは,できるだけ割愛しまして,中学校の現況は,弁当及びパンが95%を占め,ランチサービスが5%の利用であります。また,ミルクが年間100本で4,449円となっており,中学校では,弁当・パンが主食ですので,この問題は全給食制を取り入れている小学校の給食に限定をして,近年の現況をとりあえず伺います。


○23番(大西克美君) それでは,続きまして,今後の費用面について伺いたいと思います。
 諸物価の高騰により,肉の量を減らしたり,高価な食材を控えたりと,栄養士さんの御苦労はよく理解しておりますが,反面,子供たちの本来の栄養面が心配であります。成長時期過程の大切な子供たちの体を考えると,この給食費の問題は,諸物価高騰の折,また,日常生活食品が値上がりしている現状を踏まえ,全国的にも値上げの方向で仕方がないと考えられております。
 当然ながら,鈴鹿市でも検討委員会にて同様な意見が出ているものと考えられますが,今後の費用面について,お伺いをいたします。


○23番(大西克美君) 検討委員会で定めて,また,検討しているということですが,いつごろ結果が出るのか,お伺いをいたします。


○23番(大西克美君) 来年4月ごろをめどにということでございます。本当に慎重に考えていただきたいと思っております。
 次にまいりますが,値上げの面も,いろんな諸物価の高騰でいたし方ないというところもございます。唯一考えていただかないかんことは,子供たちの体のこと,栄養面をしっかり考えていただくということを根本にしていただきたいと思っております。
 それで,その件の前に,もっと必要なことをやるべきではないかと思いまして,給食費の未納について,伺いたいと思います。
 文部科学省の指導により,鈴鹿市でも給食費の未納問題についてアンケートを実施されております。とりあえず,平成17年度からの3年間の結果を伺いたいと思います。


○23番(大西克美君) 文部科学省のアンケート調査を述べていただきました。
 私も手元にあるわけですけども,この全国的に未納状況を見てみますと,都道府県別,全国47都道府県のうち,三重県が24位,それで未納総額が899万5,000件,全国で滞納額が22億2,963万8,000円となっており,大変大きな金額になってきております。
 それで,当市が今述べていただきましたように,昨年度は85人で148万7,509円,7円とおっしゃられましたけど,9円ということで,この3年間で非常に多くなってきております。
 多々問題はあろうかと思いますけども,やはり原因追求をしていただき,値上げの前に,こういった未納対策はしっかりやっていただきたいと思っております。
 子供が食べる給食費を保護者が支払わない,この問題はどうしても解決せねばなりません。火種は小さいうちに消さないと大やけどになります。
 学校給食法で調理施設費は,また,光熱費・人件費は公費負担で,それ以外の食材費は保護者負担と定められております。御答弁にもありましたけど,現在の保護者で負担である食材費は1食218円で,平成9年より12年間同額の月額3,700円でありますが,私が申し上げたいのは,給食1食が仕上がるまでの公費負担がいかに大きいか,給食の仕組みの啓発をさらに強化をし,よくよく保護者に理解していただく必要があろうと思います。
 小学校は,6年間で卒業ですから,6年目には未納者がゼロ,または大幅な減少で当たり前でなかろうかと存じます。未納者の状況分析を徹底的に行い,大問題に発展していかない対応を,さらに負担の公平感を基本に,PTAなどに協力依頼をして,未納ゼロ運動を全校で展開していくことを提言しておきたいと思いますが,そのことについて教育長はどのように考えられているのか,一言お伺いをいたします。


○23番(大西克美君) 学校支援チームの方でしっかり,また,御協力を得て,やはりPTAの方々と真剣に話し合って,この問題は片づけていっていただきたいと思います。
 ただ,プライバシーの問題もございますし,そこら辺の分析を本当に支払えないのかとか,しっかりと私は分析をする必要があろうかと思っております。
 先ほども申しましたように,その給食費が仕上がるまで公費負担とか,いろんな人件費とか,そういうものがございますのでね,1食の給食が仕上がるのにどういう仕組みになっているのか,保護者の方々には食材,一部の食材費を納めていただくという仕組みをしっかり負担していただく方々に,もっともっと啓発していく必要があろうかと思っております。そこら辺をしっかり考えていただいて,強化していっていただきたいと思っております。
 値上げの前には,やはりするべきことがあろうかと思っておりますので,対応をよろしくお願いをして,この質問は終わります。
 次に,2点目,市発注工事の品質確保についてですが,公共投資が年々減少し,さらには,一般競争入札の拡大が進展するとともに,建設業間の競争が激化している状況は,全国的な傾向でもありますが,鈴鹿市でも例外でないと認識しております。
 そこで,低価格での発注を考えてみた場合,行政としては,税金のむだ遣いをしない観点,つまり予算の効率的な執行という面から見れば,市民利益にはつながると思います。
 しかし,一方で,無理な低価格により,工事品質が低下するのであれば本末転倒であります。私は,高くて悪いものは論外ですが,安くてよいものは当然望ましいことですが,冷静に物事の現実性を幅広く見聞きして,常識的に考えても,よいものの価格は高く,安いものの品質は低く,値段相応という言葉には,強い説得力を感じております。さらに,個人投資と公共投資の違いもあり,管理責任度合いが非常に大きな点があります。公共工事の場合,建築物,道路,橋梁などは,市民生活に直接につながる,また,密着があります。私は,決して華美でぜいたくなものを奨励しているのではありません。市民が長い年月の実用に耐え得る確かな品質の確保が絶対に必要であると考えております。確かな品質には,値段相応が常識条件で,低入札には疑問を感じております。市のホームページ等を,また,公開されている入札状況を分析してみますと,果たしてこの価格の落札率で品質確保が可能なものなのかと首を傾げる案件が幾つか見受けられるため,工事品質の確保については,十分な配慮が必要とかんがみ,現状の対策について,とりあえず伺いますが,まず,入札制度上の対策についてですが,総合評価落札制度を昨年10月より試行導入しておりますが,工事品質と実際の効果について,伺いたいと思います。


○23番(大西克美君) 品質確保のために,価格と品質の向上を求めた総合評価落札制度,なかなか,今,試行導入でございますので,答弁のように結果が余りまだわかっておりません。
 次に,最低制限価格について,お伺いをしたいと思います。
 最低制限価格が設定される入札はどのようなときなのか,また,最低制限価格の積算方法を,さらには,年間の落札率を調べてみますと,測量業務委託等に極めて低い落札率の案件があります。品質に対して,私は強い懸念を持っております。最低制限価格も設定されておりませんので,品質確保面からも,いかなる案件でも,大事なところはここなんですが,予定価格に適切な最低制限価格を設定すべきと思います。いかなる案件でも,予定価格に適切な最低制限価格を設定すべきと思いますが,この件に関してお伺いをいたします。


○23番(大西克美君) 次に,もう一つ,低入札調査制度について,伺いたいと思っております。
 1億円以上の案件には,低入札調査制度が導入されておりますが,近年の運用状況を伺いたいと思います。


○23番(大西克美君) 時間がありませんので,工事検査における対策についてですが,どのようなところを,どのように検査しているのか。
 また,もう一つ,その検査結果は,業者にどのようにフィードバックしているのか。
 私は,品質の確保には入札が入り口であれば,出口は工事検査であると思っております。中間検査や完了検査の重要性が必須条件と考えております。この品質確保には,このチェックが大変重要でありますので,この検査方法について,また,検査の結果の評点,評価が有効に活用されてこそ,品質確保や技術の向上に役立つものと考えておりますので,業者へのフィードバックはどのようになされているのか,お伺いをいたします。


○23番(大西克美君) 業者へのフィードバック,技術の向上に努めていただきたいと思っておりますけども。
 何はさておき,結果としては品質を確保せねばなりません。災害のテレビ中継等を見ていても,地域によっては,橋が落ち,道路が陥没,建物の天井が倒壊して,犠牲者が多く出ている場面を見ると,いかに高度品質が大切であるかわかります。現実として,常識的にも低入札価格で,高品質は望めないのが安心できない正直な気持ちであります。時がたって遅過ぎる後悔により,手直しなどにより割高な結果にならないためにも,私は適正価格で発注していくべきであり,公共管理責任上,可能な限り,確かなものをつくっていくべきと考えております。低価格発注は,支出の削減にはなりますが,業者の競争をあおることが,決して得策ではなく,不利益になることも考えていただきたいと思います。
 一方で,私が平素より心配していることがあります。それは,角度を変えて考えてみますと,冒頭から申しております,異変的な自然災害への増加被害への対応であります。市民を災害復旧から守っていただく地元業者を育てることも忘れてはなりません。高値落札を奨励するのでは決してありませんが,自分たちの町は自分たちで守るため,災害復旧は地元業者の方々の支援がなくてはできません。他市からの災害応援は,決して期待できるものではありません。
 そこで,適正価格での入札であれば,地元業者優先で私はよいと考えております。
 このようなことから,総合的に判断してみますと,品質の確保の観点から,一般競争入札であれ,指名競争入札であれ,予定価格設定時に,適正な水準での最低価格を設置することが必要であります。
 また,総合評価上,総合落札評価入札についても,総合評価上に市民のための社会貢献の加点をふやすことを私は考えたらどうかと思っております。適正価格での発注こそが,公共財産の品質確保につながり,市民利益になることを再認識していただくことを,さらに制度上の検討改善を積極的に図られることを提言して,この問題を終わりたいと思います。
 次に,時間がありませんので,急ぎます。
 3点目の滞納市税について,伺います。
 近年の滞納者数と滞納金額について,また,収入未済額について伺います。


○23番(大西克美君) 市税と国保税を含めた滞納者数が,平成19年度が2万400人,毎年1,000人ずつの増加傾向,それで,市税単独の滞納金額が平成19年度が22億3,400万であり1億3,000万の増,収入未済額では,平成19年度が21億円で約1億3,200万の増,今,部長答弁にもありましたが,国の税制改革による税源移譲に伴い,平成19年度より,所得税と住民税の負担割合の変更があったことも承知しております。
 しかし,21億円という金額は,大き過ぎるのではないのでしょうか。また,年々1,000人の滞納者数の増加も見逃してはなりません。多々問題はあろうかと思いますが,ここらで徹底的に徴収していかないと大変な事態になると思っております。
 それで,本来であれば,県回収機構の移管状況について伺うことでありましたが,時間がございませんので,私から申しますと,3年間の移管件数が170件で,徴収率が52.4%になり,移管額8億3,576万3,486円の徴収額は4億3,801万9,009円になります。これは,県への回収機構への移管状況です。1件移管するのに17万かかります。
 そこで,私は,収納率を高めるためにプロジェクトチームを設置して,県回収機構ができますので,鈴鹿市でも体制を整えて,10年に一度は本格的にプロジェクトチームを結成して回収に努めるべきであろうと思います。鈴鹿市にできないことはないと思っております。また,税の回収なので,だれでもというわけにはいきません。徴収委託職員,警察,税務署OBなどの専門的職員を採用し,回収プロジェクトチームを完成するべきと私は考えております。
 また,市民の納税者サイドから考えてみたら,もう少し,納税しやすい方法はないかということでございます。それは,24時間いつでも納税のできる新たな方法として,コンビニと提携して,コンビニでの納税開設を早期に行い,収納率アップにも努めるべきでなかろうかと思っております。本市は,鈴鹿市の水道料金の徴収を現在,コンビニで行っており,徴収率も上がっていると伺っておりますので,新たな納税対策についても一言で答弁お願いしたいと思います。


○23番(大西克美君) 新たなやっぱり対策も必要ですのでね,コンビニでの開設,ぜひお願いしていただきたいと思いますし,やはり市長ね,10年に1回ぐらいは本腰入れてね,21億というのはね,すごい金額なんですよね。やっぱりここらは,ぜひ努めていただきたいと思うんですよね。
 それから,これは,静岡県の掛川市が行った例なんですけどもね,昨年度は6割回収,職員総出の訪問作戦,6割回収しとるんですよ。こういうところをよく見ていただきたいと思います。職員総出,このぐらい真剣味がないと,この問題は片づきません。税務課の職員だけで,これをやれというのも無理かもわかりません。ぜひ一丸となってやっていただきたいと思っております。
 平成19年度の一般会計の決算金額で,歳入は562億6,000万ですが,このうち自主財源でもある市税収入は約60%であります。鈴鹿市の安定財政を支えております。4年連続で不交付団体になっております。財政状況はまずまずというところですが,このときに身を引き締め,この難問題に取り組まねばならないと思いますし,足元を固めるべきと考えます。
 市長,20億円あったら,市民の安心・安全にもっともっと力を注げます。最後に一言,お願いいたします。