平成21年 3月定例会(第2日 2月27日)

○23番(大西克美君) おはようございます。
 市政研究会の大西克美でございます。
 質問に入る前に,九州西部で熊本,鹿児島,長崎,いわゆる副振動という異常気象によりまして,大きな被害が出ております。被害に見舞われました方々に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
 副振動というのはあまり聞き及びませんが,低気圧の気圧の変動に,上昇する海面が波動が同じようになってきて,それで津波のような海面状態が1メートル50センチメートルぐらい高くなるという海面急上昇というような現象でございます。予測が不可能というふうに言われておりまして,地球温暖化に対する自然の抵抗かと思われております。
 それでは,持ち時間が40分の代表質問でございますので,多くが語れませんが,また一問一答方式でありませんので,自主的に質問時間を20分ぐらいに抑えまして,答弁時間を20分間の予定にしております。20分間の質問しっぱなしに対して,答弁聞きっぱなしの状態になりますので,執行部側も質問の方をよくお聞きしていただき,解明なる答弁をまずお願いを申し上げます。
 100年に一度の世界大不況の社会情勢は,内外ともに大変厳しい状況であります。国内では,円高による輸出バブルがとまり,GDPいわゆる国内総生産がマイナス12.7%と35年ぶりの2けたマイナスの状態であります。また,このことは戦後2番目に悪い状況となっております。このような状況下,自分たちのことは自分たちで行う自立型自治体,いわゆる地方分権時代において,国県はもとより,地方自治体も大変厳しい財政状況でありますが,鈴鹿市においても,去る2月20日に3月議会が開会され,市長の施政方針並びに鈴鹿市の21年度予算の議案が提出されております。
 冒頭にも申し上げましたが,大変厳しい財政状況のさなか,また,地方自治体で財政調整基金がなく,臨時財政対策債にしか頼れず,予算の組めない地方自治体が続出していると聞き及んでおりますが,責務とはいえ,当市の予算編成に御尽力並びに御苦労された市長,副市長並びに執行部の方々に対し,まず敬意を表する次第であります。このことを先に申し上げ,市長の全般的な施政方針等々に対し,市政研究会の会派を代表して,意見と提案をも交え,ソフトに代表質問に入ります。
 まず,川岸市長は2期目の中間点でもあり,鈴鹿市の首長として7年目を迎え,いわゆる川岸カラーが現実的に発揮され,いよいよ市政運営の成果を問われる時期にかかっておると判断しております。このことは,市長として市民からの評価,いわゆる市政評価が問われる重要な時期であります。
 21世紀は知恵の時代とも言われておりますので,知恵を出し,小さな投資で大きな成果を得る成果主義に力を注がれたことと思われます。
 100年に一度の大荒波の中を川岸市長が率いる鈴鹿丸の舵取りに,市民は大きな期待を寄せております。今,心から市民が求めているものは何なのかを,優先するものは何なのか。市長のお考えと市民の望むものが本当に一致しているかを検証する必要があります。そこで,簡潔に6年間の実績,さらには7年目に向けての決意を一言お伺いいたします。
 次に,副市長の2人制についてお尋ねをいたします。
 松原副市長,角南副市長の現在の2人制の体制により,鈴鹿市行政も活力を増し,執行されております。市民サービスの充実がよりきめ細やかに,配慮されている定評を,また公評をよく耳にいたします。そこで,1人制から2人制になってのメリット面はどのような成果が出ているのか。
 また,議会に必ず出席し,川岸市長を補佐し,支えておられることは十分理解をしておりますが,議会答弁がほとんどないように見受けられます。市長の両腕として,手腕を発揮されているのですし,お互いに所管を区分し,部局を引率されているわけですから,もっと議会答弁に立ち,議員の質問に積極的に答弁するべきと考えられるのですが,どのようにお考えなのかをお伺いいたします。
 鈴鹿市の現在の予算は,枠配分により各部長の権限重視であることはよく理解をしておりますが,議員の質問答弁に対し,市民の代表である議員サイドとしては,執行部の最高決定権を持つナンバー1,ナンバー2の市長,副市長の重鎮からの答弁を期待しております。
 詳細については,部長答弁でもよいのですが,質問に対しての最終的な項目に対し,結論的な答弁はやはり最高決定権を持つ市長及び両副市長にお願いを申し上げるべきで,副市長2人制の特性を生かし,この厳しい時代を乗り切るためにも,また一問一答方式の活気ある議会をさらに目指し,執行部と議会の両輪が本来の力を出し合い,政策等の議論を深め,頑張っていくべきと私どもは考えております。
 議員の方から市長,副市長と答弁の名指しを求めるのではなく,市長,副市長みずから率先して答弁に立っていただくようにご提案をさせていただきたいと思いますが,どのように考えられているのか。
 また,議会軽視という言葉が一言でも出ないように,改善できることは改善して,今以上に,さらにお互いに力を合わせ,市民サービスの充実に努めるべきであり,この事が他市に負けない強固な新しい鈴鹿市を目指す第一歩になると思っておりますので,この点についてお伺いをいたします。
 最後に,21年度予算についてでございます。
 歳入歳出それぞれ559億2,300万円と前年度対比12億1,700万円の2.1%の減額予算でございます。法人市民税の還付金16億5,000万円を含めると,28億6,700万円の5%の実質減額となっております。
 当然ながらの大不況で,法人市民税の大幅な減収が第一の要因でありますが,3年間の平均による財政力指数も1をわずかに上回ることにより,本年度も地方交付税の交付が見込めない不交付団体の予定であり,来年度から交付団体になるものと見込まれる状況下,鈴鹿市特有の自主財源60%が見込まれず,平成16年度から継続してきた不交付団体から,また交付団体に戻らなければなりません。決して,従来にも鈴鹿市の財政が豊かなものではありませんが,ここ10年間で知恵を出し,各種目的基金が賢明に積み上げられてきたことにより,鈴鹿市の安定財政につながっていたことは言うまでもありません。
 しかし,本年度予算は,財政調整基金を40億円も大きく切り崩し,また地方債減債基金から12億円の計52億円を,さらには市債でもある臨時財政対策債として21億4,500万円の歳入財源を確保されての収支合わせの予算となっております。この大幅な基金等の切り崩しにより,平成21年度の基金残高状況は,財政調整基金が残高約30億円となり,地方債減債基金が残高約19億円となり,おまけに臨時財政対策債が21億4,500万円の市債増,いわゆる基金が減り,さらに借金がふえた内容になっております。
 私どもは,このような基金崩し,市債発行に歳入を頼った21年度予算に対し疑念を持たずにはいられません。100年に一度の大不況時の予算にしては,大幅な基金崩しや市債発行での帳尻はあまり理解できるものではありません。もっと現実の厳しさを把握するべきではないのでしょうか。なぜなら,この大不況が決して今年1年間で脱出するとは考えられません。もし,2~3年継続すれば,基金はなくなるどころか,大幅な市債にのみ頼らなければ予算が組めない事態が起きるからでございます。本当に心配をしております。
 歳入の悪いときは,歳出を切り詰めることが道理であります。そこで,もっと緊縮した縮小予算が組めなかったのか。
 また,どのくらいでこの100年に一度の大不況が好転されると予想されているのか。
 また,大幅な基金崩しでの歳入を保った100年に一度の不況対策,雇用対策はどのような手当てをするのかをお伺いいたします。
 御存じのように,全国的な大問題である不況対策,雇用対策は,民間企業のこの3月決算で,業績不振がさらに悪化し,拡大すると言われております。
 雇用問題に対して,参考までに大阪府吹田市の前倒しの本年度職員採用ですが,職員5名の採用にもかかわらず,採用試験に対し,受験者数が2,362人であり,採用倍率が472倍とのことです。このようなことからも,いかに社会情勢が厳しいかがわかると思います。
 鈴鹿市政に携わる人は,世間の荒波はこんなにも手厳しい現状であることを,もっともっと再認識するべきと思います。このような状況が好転するには,私どもは少なくとも2~3年はかかると考えております。
 そして,歳入の悪いときは市民の生命にかかわる事業以外,他の継続事業等々は一時凍結し,予算組みをするべきであります。このことは,市民の理解を得るものと確信しております。
 私どもは,基金を崩したり,市債を発行するときは,不況対策,雇用対策等々に投資をして,難問題にいち早く対処するべきと考えており,大幅な歳出削減をまず第一に行い,難問題に対処するための基金崩しはやむないと考えております。ここに執行部との大きな相違点が出ておりますので,理解できる答弁をお願いいたします。
 次に,議会本来のチェック機能をさらに発揮できるためにも,財政調整基金に含まれる職員の退職手当を,目的基金で縛ることがこのような状況下にはぜひ必要であります。実質使用できる財政調整基金の金額を把握するためにも,ぜひ目的基金にするべきと思われますので,この点もお伺いいたします。
 最後に,今後は法人市民税に頼らないでもよいように,将来性を見詰めた新しい税収源の対策が必須課題であります。どのようにして考えておられるのか。
 さらには,私どもは20万人の市民規模に対しては,559億円の予算額が大きすぎると考えております。身の丈に応じた適正な予算規模の検証については,どのように判断されているのかをお伺いいたします。
 多々申し上げ,お尋ねする事項が前後することもありましたし,口足らずでもありましたので,お聞き苦しい点等々は御勘弁願いたいと存じますが,鈴鹿市政に対する熱い思いはおわかりいただけたと存じております。
 ここで,最終的に質問を整理させていただきますと,川岸市長の6年間の実績,及び7年目の決意について。副市長2人制の成果と議会での責任答弁について。21年度予算全般については,基金崩しの歳入確保よりも,徹底した歳出削減への考えについて。不況・雇用対策の取り組みと大不況による継続期間への認識について。退職手当の目的基金の設置について。法人市民税に頼らない新たな税収の考えについて。鈴鹿市20万人の適正な予算規模の検証について。
 以上,質問を整理いたしましたので,残時間を特に考慮していただき,明快なる答弁を求め,市政研究会の会派を代表してのソフトな質問とさせていただきます。
 回答よろしくお願いいたします。