平成22年 3月定例会(第2日 3月 4日)

○23番(大西克美君) おはようございます。
 議席番号23番の大西克美でございます。
 先ほどのあくてぃぶを代表された野間議員と,余り重複をしないようにしたいと思っております。
 私は,会派6名の議員の意向を踏まえ,市政研究会を代表して,今回,質問させていただきますが,代表質問でございますので,川岸市長の施政方針について,全体的な観点から,大きな観点からお伺いをいたしたいと思います。
 質問の前に,南米チリの大地震と津波により,現地の多くの方々が大被害に遭われました。現在,796人の死亡が確認されておりますが,いまだに瓦れきの下で埋もれている多くの方々の救出が,昼夜なく必死の作業が続けられているそうでございます。
 恐ろしい自然災害の犠牲になられた多くの方々に,心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。
 また,日本においては,地球温暖化の要因もあると言われておりますが,天変地異の前兆とも伝えられております10年に1度見られるかどうかの幻の深海魚,つまり,リュウグウノツカイが我が国の日本海沿岸で,昨年の秋以降,長崎,山口,石川,富山県などで20匹も発見されておるそうでございます。現在までの発見で,南カリフォルニアで7.2メートルの大きさのものが最大のものと言われております。
 この現象の理由の一つには,深海の異変説があり,また,大地震の前兆らしく,決して侮ることなく,市民の安全のためにも,平素よりの情報収集や災害対策費としての基金の財源確保が大切になると思われます。
 このことを冒頭に申し上げ,通告に従い,質問に入らさせていただきます。
 リーマンショック・ドバイショックのダブルショックにより,世界じゅうが大不況に陥り,我が国でも,多くの方々が職を失う非常事態が続いております。鈴鹿市はもとよりでございますが,一般の市民はもとよりですが,特にこの4月より就職できない学生の皆さんが多数いる現況でございます。社会人として,働けない,働く先がない,このようなことほど,つらく悲しいことはありません。このことは,現在の鈴鹿市民のだれもが望む大問題ではないのでしょうか。
 このような非常事態解決に向け,行政も知恵を絞り,さらに知恵を絞り,対処せねばなりません。
 このような状況下,去る2月25日に3月議会が開会されました。市長の施政方針並びに平成22年度の予算が発表されました。予算としては,一般会計では580億8,000万円の規模で,21年度当初予算に比べ21億5,700万円の増額であります。
 しかし,このことは,国の方針による子ども手当の創設経費の影響でもあり,さらに,特別会計では,国民健康保険事業,水道事業会計が,それぞれ増額となっております。
 私は,国民健康保険事業について,今,値上げをすることが本当によいのか,さらに,未収金がふえるのではないかと危惧をしております。
 水道事業会計には,濁りをなくす平田送水場の新設,これは,市民の安心・安全の飲み水に,さらに一歩前進をするということで,非常に大賛成でございます。
 国の指針によるものでもあり,いろいろ要因がございますが,増額予算は仕方ないのかもしれません。
 そこで,市長の施政方針を何度か繰り返しました。10回,20回読まさせていただきましたが,鈴鹿市の将来像が全然見えてきません。また,川岸市長のカラーが見えてきません。施政方針というよりは,所信表明のようなものであり,具体的なものが非常に少なく書かれておりました。
 この中で,施政方針について代表質問をいたしますが,非常に質問するのにも困っている状況でございます。
 10年後,20年後の鈴鹿市を私どもは絵にして,市民にわかりやすくする必要があると思います。
 市長の考える将来像,鈴鹿市について,お伺いをいたします。
 次に,市長は,川岸市政2期8年目を迎え,8年間の総仕上げの年となりますが,全体的な実績と本年度の総仕上げの年の目玉事業は何なのかをお伺いいたします。
 次に,さきにも述べましたが,本年度予算は四苦八苦の末,何とか計上されておりますが,財政調整基金が昨年21年度に40億円の切り崩し,さらに,ことし22年度に20億円の切り崩しとなり,今や残高が18億円となってしまいました。
 この財政調整基金には,冒頭にも述べましたが,災害救援費や,また,二,三年後にピークを迎える職員の退職手当も含まれております。当然ながら,内容によっては,臨時財政対策債などの市債発行もあるわけですが,財政調整基金残高18億円で来年度予算が組めるのか,鈴鹿市の財政に危機感を持っております。まだまだ景気回復には時がかかると推察されますので,非常に心配をしております。
 そこで,将来を見詰めた鈴鹿市の財政安定計画について,どのように考えておられるのか,必然的に税収増への対策が必要になってきます。
 新政権でもあります政府も,力を入れる観光立国を鈴鹿市も地域版として真剣に取り組むべきではないのでしょうか。
 歳出削減は,今後,事業仕分けで徹底的に行うとしても,歳入増の対策が必要ではないのでしょうか。
 また,私どもは税収に見合った歳出を行うべきであり,基金の切り崩し等は,鈴鹿市が一番困窮している不景気対策,雇用対策,税収増対策に思い切った投資をするべきと考えております。
 当然ながら,景気対策,雇用対策等も,国・県の補助が出ておりますが,市単独で思い切った投資をすることを提言いたしたいと思います。
 このことについて,川岸市長の思いは,どういうふうになっているのか,お伺いをいたします。
 政府は,観光立国を推進するためにも,だれも考えつかなかったゴールデンウイークの大型連休に加え,秋の5連休を地域により分散化する試行を来年度に目指しております。私どもは,この分散化には,メリットも,デメリットもあると思っておりますが,注目すべき点は,大型連休を地域分散する発想であり,今までだれもが思いつかなかった発想の転換を行い,活性化につなげていく方法でございます。
 鈴鹿市も,さらに知恵を使い,発想の転換で窮地をしのいでいきたいものです。職員1,500名強の皆様方が,今までよりも,さらに発想の転換をみずから考え,新しいアイデアを生み出し,知恵を絞り,取り組んでいっていただきたいと存じております。
 そこで,財政再建計画につながる,財政安定計画につなげる税収増対策について,お伺いをいたしたいと思います。
 川岸市政のよい点を,今までいろいろ探ってまいりました。多々功績はあろうかと思いますが,私どもが思いますのは,市民の声を聞く車座懇談会の実施,今も継続されているそうでございますが,このことは,さらに強化をし,市民の声を十分に聞き,市政に反映していただきたいと思います。
 さらに,市長就任のときに,戦略会議を立てられました。近年では,この戦略会議を行っているのは余り聞き及びません。いろんな方面からの優秀な人材による構成で,戦略会議でいろいろ御指導・御意見・御協議もいただいたわけでございますが,このことは,こういう時代には,さらに必要ではないかと存じております。
 私どもは,また,新たな人材による構成で,復活をしていただきたいと存じております。
 それから,これから行われようとしております,4月1日からのプラスチックごみの細分化,非常にいいことではないのでしょうか。税収増にもつながりますし,このことは,よい事業であると褒めたたえたいと思っております。
 それから,以前に行われました旧出張所と公民館の併設館の統合,これにより,さらなる合理化ができました。
 このような良点,よい点,川岸市政のよい点を少し挙げさせていただきましたが,提言をしておきたいこともあります。
 それは,生活保護費の国庫負担金の返還でございます。
 法律上は,税で返還するということで聞き及んでおりますが,果たして市民がそれで納得できるかどうかという問題でございます。
 この件については,任期中に返還できるように提言をしておきたいと思います。
 それから,財政調整基金より,職員の退職手当を基金として計上することを提言させていただいておきます。
 この二,三年後に,職員の退職がピークに達すると考えております。国体が行われたときに多数の職員が入り,聞き及んでおりますと,100人ぐらいの職員が入ったと聞いておりますし,現在では70名ぐらいの職員が,この二,三年後に退職を迎えられます。私は,基金として,やはり縛る必要があるのではないかなというふうに思っておりますので,このことも提言をしておきます。
 もう1点,このような社会情勢の本当に厳しい財政悪化の折,両副市長には,さらに元気でリーダーシップを発揮していただき,明晰な頭脳で,この窮地を乗り切っていただくよう提言をしておきます。
 最後に,川岸市長に対して,常日ごろより辛口で多々申しておりますが,私ども6名の市政研究会は,市長の支援会派であります。意見は意見として,提言は提言としてしっかり受けとめていただき,耳を傾けていただき,鈴鹿市民の安心・安全のために,総仕上げのこの年も邁進していただきますよう心からエールを送り,お願いをも申し上げ,明快な答弁を求め,市政研究会の代表質問といたします。