平成23年 6月定例会(第5日 6月14日)

○26番(大西克美君) 議席番号26番,市民クラブの大西克美です。
 東日本大震災より早くも3カ月の月日が流れましたが,避難生活をされている方々にとっては,長くて不便な3カ月間であることと拝察し,いまだ復興の兆しが見えず,政府対応のおくれにいら立ち感が生じ,現地のため息が日増しに大きくなって聞こえてきます。
 私ごとで恐縮ですが,私の兄夫婦も家族が仙台で大きな被災に遭い,私自身,春より心を痛めておりますが,私同様に,同僚議員,執行部職員,さらには鈴鹿市民の多くの御親族の方々も,予期せぬ被災に遭われていることと存じますが,被災地で必死に前向きに立ち向かう姿を報道で見るたびに,頑張らねばという気持ちが心の奥底からわき出てきます。
 現地で被災に遭われた多くの方々と市民の御親族の皆様方すべての方々に,心より御冥福とお見舞いを申し上げますとともに,一日も早く復興されることを心よりお祈り申し上げます。
 この予期せぬ大震災を心してとらえ,あらゆる防災計画が見直され,鈴鹿市民の安心・安全に努めねばならないと責務の大きさを再認識しております。
 また,原子力発電の恐ろしさを目の当たりにし,いま一度,自然エネルギーや再生エネルギーの重要性をかんがみ,利用促進に力を注ぐべきであろうと感じております。
 そのような観点から,1点目は,太陽エネルギーを利用する住宅用太陽光発電の促進について,さらには,鈴鹿市の市政運営全般に邁進され,市長のもと,手腕を振るわれる重要ポストであるかなめの観点から,2点目は,副市長の2人制について,通告に従い,それぞれ質問をさせていただきますので,よろしくお願いを申し上げます。
 まず,1点目の住宅用太陽光発電光についてですが,地球温暖化防止に最も貢献できる対応と確信をしております。太陽エネルギーを活用する太陽光発電ですが,東日本の大震災及び原子力発電等の想定外事情,自然災害の恐ろしさを素直に受けとめ,自然エネルギーの価値観,安心感を再認識し,鈴鹿市においても,市民の安心・安全を根底に将来的に継続して取り組むべき太陽光を活用した発電について,今回は住宅用と限定をさせていただきますが,質問をいたします。
 まず,鈴鹿市の取り組み現況をお伺いいたします。


○26番(大西克美君) 補助金額が2万円で60件で,抽せんをしてるというような答弁でございました。
 普及率が悪く,まだまだの状態です。なぜ普及率が悪いのか,私なりに調査をした結果ですが,一般家庭での太陽光発電は,平均3.5キロワット強で標準設置金額が1キロワット当たり約70万円で,約250万円の設置費が総額でかかるそうです。将来的にも自然エネルギーの必要性や重要性は理解しているが,今の社会情勢等をかんがみ,即,導入を懸念する状況と判断しております。設置コストの割高感が普及を抑制している最大要因であります。
 しかし,自然エネルギーの推進は,奨励していかねはけならないと思ってみえるそうでございます。
 私は,新成長戦略の一環として,活力のある鈴鹿,雇用のある鈴鹿,新しい元気ある鈴鹿を目指す一環として,また,新しい鈴鹿市を見詰めて,太陽光発電等の先進環境市を目指すべきではないかと考えております。
 行政も力を注ぎ,積極的な対応をとるべきと思っております。今後,国挙げての環境政策として,強く奨励されることは疑う余地もありません。
 全国的に普及が生じれば,当然ながら,企業努力により設置コストも安価になります。設置導入がしやすくなるものと思われますが,それまでの推進対策を考えねばならないと思います。
 そこで,行政支援として補助金制度があります。先ほども御答弁いただきましたが,鈴鹿市は1件で2万円。これまでの設置補助金額と申請件数を尋ねなかったわけでございますが,60件との答弁でございました。
 そこで,他市の状況はどうなのか,さらには,国・県・市の補助金状況をそれぞれ伺いますが,結論的に一般家庭が太陽光発電を設置すれば,国・県・市の現在の補助金は合計で幾らなのかを伺います。


○26番(大西克美君) 設置費の総額250万円は変わりませんということですね。
 行政の調べでは,3.59キロワット,私が3.5強と申しました。
 それから,設置費用が1キロワット70万円と申しましたが,行政では69万6,000円というところ,いずれにいたしても,総額250万円かかるということは,間違いないところでございます。
 それで,250万円の設置費に対し,現在は17万2,320円(後に「19万2,320円」と訂正あり)の補助があるとのことです。内訳は,国が1キロワットに対して4万8,000円,ですから,発電量は行政の調べた3.59キロワットで換算すると15万2,320円で,県の補助はなく,市が1件につき2万円で,トータル17万2,320円(後に「19万2,320円」と訂正あり)とのことですね。
 それにしても,他市の状況を述べていただきましたが,鈴鹿市の補助金額が非常に少ないです。最低ラインですね。まして,補助金の見込み予算より,申請件数が4倍にもあって,予算が足りないので補助金を出す御家庭を抽せんで行っているという状況はよくないです。とても,将来を見詰めた必要対応とは思えないですし,もう一度,他市のところを紹介させていただきますと,津市が3キロワット未満が3万円,3キロワット以上から6キロワット未満が6万円,6キロワット以上が10万円,6キロワット以上10キロワット未満が10万円ということです。3.5キロワットですから,津市の補助金は6万円ということです。
 四日市市が3万円,伊勢市が6万円,桑名市が3万円,亀山市は3万円,キロワットにつき3万円ということは,3.59キロワット掛けると10万円以上になる。上限が10万円ですけども,それから鳥羽市が6万円,鈴鹿市だけなんですよね,2万円というのは。天下の鈴鹿市が一番下。三重県内で一番先行していかねばならない鈴鹿市が一番下なんですよ。最高が10万円,一番下が2万円,それの一番下,とてもおかしいと思いますね。県下3番目の人口都市を抱えて,しっかり行政の皆さんも対応していただいていると思っておりますけども,このような補助金額では普及はしません。もっとこれは真剣に考えねばならないと私は思いますね。せめて,鈴鹿市も他市並みに補助金の値上げをして,抽せんではなく,補正を組んでください。伊勢市なんか,300件の補正予算組んでますよ,100件であったのが。桑名市だって,100件の予定が200件の補正予算。これは,市民に平等の観点の補助金ということですから,平等に行き渡るように対応していただきたい。抽せんというのは,私は,おかしくて納得がいきません。
 市長は,末松市長は,この状況を,また,さらには抽せんということに関して,平等の観点から逸脱していると思いますけども,今後どのように改正されていくおつもりなのか,伺います。


○26番(大西克美君) 市長,お考えを一言,よろしくお願いいたします。


○26番(大西克美君) ぜひ,鈴鹿市は最低ですから,2万円,上は10万円,よく考えていただきたいと思いますね。この自然エネルギーの普及,推進を行っていく気持ちがあればね。
 それと,市民平等に考えて補助金を出してください。抽せんは,だめです。
 皆さん,納税して補助金をいただける制度があるんですけども,平等に行き渡るようにしていただきたいと私は思います。
 さきにも申しましたが,この自然エネルギー活用問題は,特に太陽光発電が今後,注目視され,住宅公共等での活用は言うまでもありませんし,他分野での利用活用されることも必須であり,今後の成長戦略の一環として雇用を含む経済成長産業になることは間違いないと考えております。
 そこで,鈴鹿市もこのような状況をよくよくかんがみて,環境政策の将来構想を考えて取り組んでいってほしいものでございます。
 そこで最後になりますが,この太陽光発電の推進をしていくためにも,啓発が重要でありますので,今後の啓発について,簡単にお伺いいたします。


○26番(大西克美君) ぜひね,必要性の啓発をお願いいたします。
 成功しているドイツ等を調べてみますと,売電価格も高く,全量固定価格での買い取り制度,いわゆる一般家庭の太陽光発電により得られた電力を電力会社がすべて買い取る制度であります。
 普及の要因とされる第1のものでございます。日本でも,今回の原子力発電への危険的な抵抗感により,今後,必ず自然エネルギーの必要性,特に太陽光発電が中心的役割を果たすものと考えられます。国・県の動向や市独自の調査研究に力を注いでください。
 また,普及促進の一環として,住宅用太陽光発電を設置の場合には,私の考えでは推進貢献に対しての優遇措置,いわゆる環境奨励等の名目での減税対応を考えていただくことも必要ではないかというふうに思いますので,この点を提言させていただきますが,補助金の値上げは,早急にお願いをして,この質問は終わります。
 次に,2点目の副市長の2人制についてでございます。
 前市長の,川岸市長のときから条例にて,また,議会の議決により2人制が引き続き取り入れられていることは,だれもが理解できることと承知しております。
 私は,副市長の役割は大変重要であり,市長の代行もあるときは,なされますし,縁の下の力持ち,いわゆる女房役と言われるように,鈴鹿市政にとっても,市民にとっても,大変関心のあるナンバーツーのポストでもあります。
 当然ながら,市長の選任される方ですから,次の副市長のことは心配はしておりませんが,安心はしておりますが,今回の質問は,人事的な質問ではなくて,2人体制についてのことでございますので,冒頭にお断りしておきます。
 情報は,市民と共有の観点から,確認の意味も込めて質問をいたします。
 まず,2人制のメリットをお伺いいたします。


○26番(大西克美君) メリットは,よりきめ細やかな事務監督,迅速な行政運営ということです。迅速ですから,素早い行政対応ということでございますので,素早い対応をお願いしておきます。
 次に,検証の立場の観点から,費用対効果について,お伺いいたしたいと思います。
 御承知のように,副市長の年収はお一人,1,365万9,840円で,お二人で2,731万9,680円になります。
 そこで,実質的な成果をお伺いいたします。


○26番(大西克美君) 当然ながら,十分な成果が得られているということでございます。
 先ほども答弁のほうでございましたが,制度を少し振り返りますが,平成19年度に地方自治法の改正により,同年3月31日で廃止された助役,収入役制度から現在の副市長制度に移行いたしました。これまでの市長の補佐や事務の監督,市長の職務代理に加えて,政策や企画をつかさどること,市長の権限の一部を市長から委任を受けて,事務を執行できること,することができるようになりました。
 さらに,振り返ってまいりますと,鈴鹿市においては,平成15年度に設置された行政戦略会議よりの提言を受けて,分権的予算配分である部局による枠配分方式を取り入れての庁内分権の継続により,予算の枠配分方式と部長決裁により,部長の責任と権限により,政策形成能力を高め,より効果的な事業展開が図られるようになりました。それ以来,議会での部長答弁がふえたものと理解をしております。
 このような経過により,現在の副市長は,お二人が,それぞれに,より効果性を求め,担当所管を区分けして事務の総括指導に邁進をされておりますが,私は以前より,市役所内部に精通していた方が多かったのではと判断をしております。
 内部精通していることは,職員おのおのの特性がわかる利点があり,また,職員サイドからも気心がわかっている先輩等であり,仕事面での効率性が迅速に図られていたものと判断しておりますし,部長人事なども速やかに行えたものと思われ,2人制の特性が十二分に発揮されていたものと考えております。
 鈴鹿市役所約1,500名の職員をいかにやる気を出させ,いかに協力体制を維持することが,よりよい行政運営ができる基本でありますので,内部精通者の副市長が,いかに大切であるかがおわかりしていただけるのではないかなと,必然的な体制ではないかなと思っております。
 歴代の助役,収入役を調べてみましたら,ほとんどの関係の方々が,役所OBの方々が多かったようにもおみえになりました。
 当然ながら,副市長の2人制は,さきにも述べましたが,条例で定められており,勝手に1人がよいからと1人にするわけにもいきませんし,議会の議決承認も必要であることは言うまでもありません。財政の許す限り,かつ効果が十分得られる市政運営であれば,私は2人制でよいとも考えておりますが,1人は,内部精通の方が理想ではないかなというふうに私個人は思っております。
 そこで,1点,気になることがありますので,最後にお尋ねをいたします。
 副市長の任期は4年間で6月末日になります。2人制の予定が,なぜか現在は1人体制であります。本年度は選挙改選により,多々不条件も重なっているものと拝察いたしましたが,4月から6月末日までの,任期までのこの3カ月間の空白体制が市民生活に影響していなかったのか,また,危機管理上,大丈夫であったのか,今後の対策も含めてお伺いをいたします。
 簡潔に御答弁ください。


○26番(大西克美君) 副市長事務分担規則で,もう1人の副市長は,事務担当を兼務できる規定がある。鈴鹿市は,不本意だが,仕方がなかったというところがありました。
 私は,3カ月間の空白事態は大きなものと考えております。2人体制をとっている以上,任期満了まで2人体制でいっていただきたい。個人の都合は二の次と考え,市民に対しての市政運営を第一に考えていただきたく,条例で定める重要事項でありますが,この点をよくよく御理解願いたいと思います。
 不本意なことや想定外の出来事が,これからも起こり得るかもわかりません。ケースをかんがみ,危機管理上,緊急避難的な措置ではなくて,平素から迅速な対応ができるように提言をさせていただきます。
 末松新市長,2人制の市政運営をどのように考えておられるのか,最後にお伺いいたします。簡単に御答弁ください。


○26番(大西克美君) 迅速な対応でお願いしておきますし,危機管理上も気をつけていただきたいと思います。
 今月の末には人事案件で,副市長が新しく誕生される予定でございます。末松新市長ともどもに,今後の御活躍,期待をさせていただき,質問を終わります。
 ありがとうございました。