平成23年 9月定例会(第3日 9月 8日)

○26番(大西克美君) 議席番号26番,市民クラブの大西克美でございます。
 先週の台風12号は,20万世帯以上に勧告,避難指示が出されるという,全国的で広範囲なもので,記録的な大雨により,大きな被害をもたらせました。特に紀伊半島被災地の方々は,昭和34年9月26日の伊勢湾台風以来の出来事と,涙ながらに声を震わせて,その姿が忘れることができません。
 もう1点心配のことがございます。土砂ダムのことでございます。
 2次災害が起こると言われておるので心配でなりません。東日本の大震災からわずか半年余りの豪雨災害であり,自然の恐ろしさをよくよく痛感し,想定外とか,記録的などの近年に聞きなれない,この大災害の発生は,決して他人事ではなく,鈴鹿市民の安全のために,私どもは,市長初め,職員が一丸となり,創意工夫を凝らし,知恵を注ぎ,できる限りの安心対応に努めねばなりません。
 言葉では簡単ですが,鈴鹿市の現状を見詰め直し,あすは我が身の緊張感を持ち,少子・高齢化対応の実践的な取り組みを行政主導のもと,地域と連携を保ち,防災意識を高め,早急な対応に取り組まねばならないと思います。
 後先いたしましたが,12号台風の記録的豪雨は,死者54人,行方不明者55人,合わせて109人以上とのこと,多くの犠牲者の方々に,心より御冥福とお見舞いを申し上げます。
 さて,私の持ち時間は45分間でございます。通告に従い,早速,3点の質問をいたします。
 1点目は,市民の安心・安全の観点から,救急車に救急救命士が常に乗車していることで,早期対応により,的確に救命活動が受けられる体制づくりとして,救急救命士の完全乗車について。
 2点目は,近い将来を見詰め,市民高齢者の日常生活をかんがみ,身近な観点から,家庭ごみの処理と買い物弱者の対応を考え,これからの高齢者対策について。
 3点目は,より市民ニーズへの対応,鈴鹿のまちづくりに欠かせない,市長補佐役の副市長の2人体制について,それぞれ質問をさせていただきますので,的確な答弁をお願い申し上げます。
 1点目の救急救命士の完全乗車についてですが,鈴鹿市は,平成5年より,救命士の養成に取り組んできておりますが,私は,平成11年に議員就任をさせていただき,その5年後の平成16年より,つまり8年前から,積極的に救命士の育成に取り組んでまいりましたが,市民救命の平等観点である100%の完全乗車体制に,なかなかたどり着きません。年間2名の育成を継続していただいているのですが,完全乗車の目標が達成できません。
 そこで,まず,平成23年9月現在での救急救命士の男女別の人数について,さらには,平成22年度,昨年度の搬送中における心肺機能再開患者数をお伺いいたします。


○26番(大西克美君) 心肺機能再開患者数が37人とのことです。206人中,37人ということでございます。救命士の必死の対応で助かった市民の方々が37人とのことでございます。いかに,救命士の乗車が大切であるかがわかります。職務とはいえど,市民の救命実績の功労には,自然と頭が下がります。本当に御苦労さまでございます。
 さて,現在の救急救命士は35名で,そのうち養成者数が33名で,資格を持っていた方が2名とのことで,平成16年当時,18名だったので,8年間で17名ふえたことになります。
 御存じのように,救急車数は鈴峰,北,西,東分署に,おのおの1車両ずつの4台で,中央と南署が2車両ずつの4台で,総合計が8台となります。救命士数の35名のうち,日勤者等の都合が7名いるので,実質乗れる方が28名とのことでございました。
 そして,平成20年度が80.2%,平成21年度が86.8%,平成22年度が89.4%の乗車率とのことでございました。随分,このパーセンテージは上がってきておりますが,まだまだ100%には及ばない現状なのです。何とか早期完全乗車に向けて取り組み,市民の救命率の向上を図る必要があると思います。
 それでは次に,女性救命士の育成状況と女性消防職員の応募状況についてお伺いいたしますが,今,現在,とり行われております消防本部の新庁舎,本年11月,建屋が完成され,移動されると伺っております。
 その中には,今まで完備されていなかった女性専用の施設,つまりトイレ,おふろ,シャワー室,仮眠室が初めて女性専用として設けられます。
 そこで,女性職員育成にも強化していかなければならないのではと思っておりますので,採用時における女性の応募は,どのぐらいあるのか,お伺いをいたします。


○26番(大西克美君) 平成13年度は1人,15年度が2人,17年度が2人,20年度が2人,23年度が2人ということでございました。
 多い年で2名程度のことで,平成21年度に1名を採用しているとのことでございます。ほとんどないわけですね。せっかく新庁舎には女性専用施設ができるのですから,私は,もっと女性専用施設の完備や,女性が活躍している姿をPRし,啓発に力を入れていただきたいと存じております。
 どのように思ってみえるのか,お伺いをいたします。


○26番(大西克美君) 今の答弁の中で,魅力ある職場とおっしゃってました。非常にいいことだと思いますね。できる限り,PRをして,増員に向けて対応していただきたいと思います。
 次に,今後の対応ですが,救急救命士の将来計画について,いずれにしても,養成していくことが基本になりますが,私は,今後も毎年2名以上の救命士の養成をしていくことと,できれば,第5次総合計画の第3期行財政経営計画の実施計画に,今までの2名から1名を追加して,3名養成していただくと,100%乗車に近づくのではなかろうかと。1名増員して,3名養成にしていただくこと。または,資格保持者優先採用なども考慮し,また,さきにも伺いましたが,施設の充実を特にPR強化し,啓発に努めていくこと。そして,将来の展望を見詰め,働く環境づくりや応募増員を目指すためには,24時間勤務体制の見直しをそろそろ考えていければいいのではないか。また,豊富な経験と救命士の資格保持者の定年者の再任用もしていただけると,100%完全乗車への一手段であると思いますが,お考えを伺いたいと思います。


○26番(大西克美君) ぜひ,市民の生命にかかわることでございます。また,市民平等の観点からも,すべての救急車には救命士が100%乗車できるようにしていただき,搬送中における心肺停止患者の一人でも多く,昨年度は再開患者数が37名だったわけでございますので,より以上,市民の救命率向上にしていただきますよう,お願いを申し上げます。
 2点目に入ります。これからの高齢者対策についてですが,超高齢化の2030年問題が近年,全国的に取り上げられております。
 鈴鹿市の6月の現在の高齢者数は,65歳以上で3万8,686人で,そのうち,75歳以上の高齢者が1万7,682人で,高齢化率は19.1%であります。
 2030年問題まで,計算上では,まだまだ20年ありますが,少子化の現在の状況を考えると,私はもっと早く超高齢化時代が来て,高齢者の日常生活に支障が出るものと考えております。
 その一つには,現在の10種16分別のごみ分別ができるのであろうか,また,そのごみを集積所まで運んでいけるのだろうか。
 二つ目には,商店街,スーパーなどの近くの店が閉店をし,買い物する範囲が遠距離に広がる等の問題も加味し,遠方への買い物ができるのだろうか。重たい荷物を持って買い物ができるのだろうかと,身近なことが気がかりであります。
 だれもが高齢者になり,決して他人事ではありません。75歳以上の高齢者が2万人を超えるのも目前であり,不安感を持ち,日常生活を送ることは,鈴鹿市政の基本とする安心して暮らせるまちづくりとは言えず,行政支援での対応がなければ解決できないと思っております。
 そこで,1点目のごみ分別ができない,または集積所へ運べない対応について,戸別収集等の対策はとれないのかをお伺いいたします。


○26番(大西克美君) 現状では難しくて,調査,研究していくとのことでございます。都市形態の都合や経費を考えると難しいという答弁でございました。
 ちょっと困っております。やはりみんなが高齢者になっていくんですよね。今,私たちが話をしている段階は元気な段階ですけども,70歳後半から80歳超えてくると,やはり足腰等の問題が出てきて,重たい荷物が持てない,集積所まで運べないというのは,だれにでも起こり得る現象でございますので,その身になって対応していただくようにお願いをしておきます。
 私は,公助での戸別収集が基本と思っておりますが,私の考える一つの施策として御参考までに,例えば,ごみ袋の色を紫色,今は白,ピンク,グリーンですね。それでごみ袋の色を紫色等の特別色にして,お困りの御家庭の方がお助けシールを張る。そして,玄関前へ出しといていただく。それで,共助の精神で御近所が助け合う方法もあるのではなかろうかと思っております。
 いずれにせよ,早期な研究をお願いしておきます。
 次に,買い物難民についてですが,難民の言葉は適当ではないかもわかりませんので,買い物弱者とさせていただきます。
 行政支援はどのように考えておられるのか,また,宅配などの方法もありますが,市が業者と協力して,買い物弱者である高齢者に安心感を持っていただくことが大切だと思います。現在の高齢者,高齢弱者は振込詐欺や,高価な増改築などでだまされることが多くありました。実に不安感を持っております。買い物弱者協力店等のように,高齢者が安心して買い物できる体制づくりが必要であります。さらには,情報提供の強化が必要とされますが,お伺いいたします。


○26番(大西克美君) ヘルパーさんがやっていただいている状況,それから市が保障することが難しい。協定は難しい。協力でいいんですけどね,協力店。移動手段で買い物の環境を考えていくが,業者協力は難しいとのことです。
 しかし,よく考えていただきたいのは,高齢者数は,昨年より486人ふえているんですよ。500人,このままほっといていいんでしょうか。よくよく考えねばならないと思います。行政支援が必ず必要と考えられます。
 そこで,私は,今後の福祉計画にぜひ取り入れるべきと思いますが,この件について,お伺いいたしたいと思います。


○26番(大西克美君) 福祉計画に取り込んでいくということでございます。行政は,計画や総合計画に入ってない事業は,余りやっていきません。そこで,福祉計画と基本計画に,ぜひ盛り込んで,取り組んでいっていただきたいと思います。
 私は,決して2030年の問題ではないと,近々に訪れるこれからの高齢者対策でございます。先進市等の調査をぜひお願いいたします。
 また,現在の高齢者問題については,平成18年に設置された地域包括センターが4カ所ありますので,そちらで対応をされていると思います。
 ただし,市役所の窓口がどこで対応したらいいかをよく検討をし,啓蒙していただきたいと思っております。
 最後に,宅配マップを作成し,高齢者宅へ配布する方法が,私は考えられると思いますので,このことを提言しておきます。
 3点目の副市長の2人制についてでございます。
 末松市長,お待たせいたしました。時間が余りありませんが,6月議会に引き続きの質問ですが,なかなか2人体制になりません。定数条例のこともあり,大変心配をしております。早く2人体制にしていただき,より市民サービスの向上に努めていただきたいのですが,一つの方法として,伊勢市が取り組んだ公募制がございます。伊勢の副市長,我こそ応募どっと147人,28都道府県の25歳から72歳の方が応募されました,という公募制の方法もありますが,この件について,公募はしないのかどうか,お伺いいたします。


○26番(大西克美君) 市長が答弁していただけるもんやと思ってましたんですが,部長答弁でございました。
 それでは,末松市長,具体的にいつ2人制になるのかをお伺いいたします。
 鈴鹿市の条例があります。御存じやと思いますし,これは,定数条例になっております。どういった内容かと申しますと,地方自治法第161条第2項の規定に基づき,副市長の定数を2人とする,2人。1名以上ではない。定数条例ですから,2人というふうになってますね。ですから,2人置いていただかにゃいかん。
 その中に規則があって,いずれかの副市長が事故あるとき,また,いずれかの副市長が欠けたときは,他の副市長に事務を担任させることができるというのが第5条にあります。これは,条例が制定されて,2人が体制づくりができた後の規則になろうかと,私は思っております。2人体制ができてないのに,この規則が定まらないというふうに思っておりますね,私の考えですが。
 ですから,一応定数条例になっておりますので,2名置いていただかにゃいかんということで,まして,この9月議会にも上がってくる様子が見受けられません。市長,優秀な市長,それに優秀な大森副市長,お二人お見えですが,もう一人,優秀な副市長が置ける。3人寄れば文殊の知恵,早く置いて,市民の生活向上に目指していただきたいと思っております。
 また,議会の承認も大事です。ですから,9月で上がらなければ,12月議会にはできます,早くてもね。早くても来年度1月から体制というような形になると思いますが,最後に市長の決意をお伺いいたします。


○26番(大西克美君) 定数条例の重みもよくよくわかっておみえになりますのでね,心配しておるんです。早く3人体制になって,よりよい鈴鹿市を目指していただきたい。防災の防災計画の見直しやら,いろんな問題が,諸問題がありますのでね,一人でも多いほうのがいいです。賢明な方が3人おったほうのがいいです。ぜひ,早くやっていただきますようにお願いを申し上げまして,質問を終わります。
 ありがとうございました。