平成24年 3月定例会(第3日 3月 5日)

○26番(大西克美君) 議席番号26番,市民クラブの大西克美でございます。
 会派を代表いたしまして,通告に従い,質問をさせていただきます。
 世界不況の引き金であるリーマンショック,ドバイショックに引き続き,円高,東日本大震災と毎年毎年大きな難問題が発生し,我が国の経済も立ち直れる兆しが見えたと思えば,また,後退し,一向に景気が回復できません。今日の地方行政にとっても,試練の時代であることは間違いありません。
 自分たちの町は自分たちで守ると,よく耳にいたしますが,このことが地方分権の根本であるのでしょう。つまり,地方分権の必須条件であるものは,3ゲンであります。この3ゲンをすべてそろえなければ話になりません。
 3ゲンとは,権限であり,財源であり,人間であります。どの一つでも欠ければ,地方分権は成り立たないと私どもは考えております。
 財政調整基金が底をつく,危機的な鈴鹿市の財政状況のさなかではありますが,今こそ,税収をふやす努力,自主財源の確保に創意工夫の実行強化策を打ち出さなければなりません。そして,この3ゲン対応に最大限に努めなければならないのではないのでしょうか。
 末松市長の心意気である活力のある鈴鹿市を目指すために,安心・安全な鈴鹿市を目指すためにも,いかに有効的な権限を確保するのか,いかに自主財源を確保するのか,いかに魅力ある施策を知恵を絞り,遂行していく人材を確保するのか,知恵の時代と言われる今日は,創意工夫を凝らしに凝らして,対応していかなければならないのではないのでしょうか。
 今の鈴鹿市の財政状況なら,まだまだ間に合います。根本解決にメスを入れていただくよう,冒頭にお願いをさせていただいておきます。
 さて,末松市長が就任されて,早くも10カ月間が経過いたしました。この間,多忙な公務に無我夢中で積極的に取り組まれてこられたと存じております。私どもから拝見させていただいていても,よく頑張っているなと実感しておりますし,末松市長の,この積極的な姿勢と御努力には,心より敬意を表する次第でございます。
 さらに,昨年の就任年度は,前市長が組まれた予算執行でありますので,今年度からは,末松市長みずからの考えと責任による予算執行であります。
 そこで,本年度の施政方針の文面を何度も読み返し,末松市長の鈴鹿市への思いが感じ取れるように努めましたが,受けとめ側である私どもが,十分に理解できなかった点が数点あります。
 そこで,議会のチェック機能の観点と,市民平等の観点からと,さらには内容確認の意味も込めまして,市民クラブからの会派を代表いたしまして,大きく3点質問をさせていただきますので,よろしくお願いを申し上げます。
 1点目は,末松市長が目指すまちづくりについてでございます。
 就任後の6月議会で大きく3点に絞られ,方針を述べられておりました。今3月議会では,詳細な施策を出されており,積極性は認めておりますが,市長の考えておられる将来に向けて持続可能な都市・鈴鹿をつくり上げていくため,「種」をまくことと言われておりますが,種をまかれる土壌である鈴鹿市,つまり持続可能な都市・鈴鹿とはどのようなものなのか,種をまく広い土壌をどのようにされていかれるのか,お聞かせ願いたいと思います。このことは,中長期的な視点だと思いますので,できれば10年後,20年後,30年後を見詰めて,変わりゆく鈴鹿市の姿,将来像,言葉だけではなく,青写真やデッサンでもよいと思いますが,目で見える将来像の鈴鹿市の姿を20万人市民の皆様方が目で見て確認し,夢の持てるように希望したいと思っております。
 ちなみに,私どもの夢ある構想を一部御紹介させていただきますが,極端過ぎて話にならないかもわかりませんが,真剣に考えております。
 鈴鹿市特有の白子,神戸,平田のトライアングル的な中心市街地を超高齢化時代対応のモノレールで結ぶトライアングル型モノレール構想にすることです。このことは,超高齢化社会に必ず起こり得る現象の解決策の一環でもあります。高齢者が買い物も,病院も,公的施設も楽に行動することができて,さらにはにぎわいを求める構想でございます。実現できないかもわかりませんが,このような市民の目で見てわかる鈴鹿市の姿も必要であると考えております。
 市民のだれもが,夢の持てることも大切なことではないのでしょうか。将来に向けて,他市が考えないぐらいの大きな視点を持ち,目標に向かって,創意工夫の努力を行政がなすべきときであると思われます。市長の目指されるまちづくり,大きな視点での鈴鹿市の姿をお伺いいたしたいと思います。
 2点目は,本年度から,または本年度のみの,いわゆる単年度の新規事業について,お伺いをいたします。
 主なものをお伺いいたしますが,意見をも申し添えます。
 1点目は,災害要援護者用のシリアル番号つき情報ネックレス予算100万円についてですが,お聞きしてる範囲内では,市内要援護者は約5,000人がいると言われております。本年度の対象は,約400人分とのことでございます。直径約25センチほどのシリコン製で,5センチぐらいのところにナンバー入りとのことでございます。アイデアはよいと思いますが,配布方法と全員に行き渡るのに,時間がかり過ぎないのか,私どもは,災害はいつ来るかわからないので,配布対象者全員に配布すべきと考えますが,その配布等について,お伺いをいたします。
 2点目の津波対策で鼓ヶ浦小学校の校舎屋上に安全フェンスを設置する予算2,710万円についてですが,他の学校には設置しないとのことでございます。私どもは,せめて海岸線沿いの学校の屋上耐久調査は行っていただき,海岸線沿いの多くの市民の安心理解を求めるべきであろうと思っております。なぜ,調査をしないのか,お伺いをいたします。
 3点目,高齢者の肺炎球菌の予防接種補助2,317万5,000円についてでございますが,65歳以上の高齢者が対象で,5年間の効能があるものですが,接種に当たり3,000円の補助をするもので,安心評価につながるので,非常によいことだと思いますが,他市におくれての対応が残念でなりません。この点について,もっと早くできなかったのか,お伺いをいたします。
 4番目,小学生の通院費の医療費助成制度の拡充により,入院も,通院もできるようになり,非常に評価はできますが,ただし,中学生が入院助成のみなので,通院助成の対応をお伺いしたいと思います。
 少子化の大事な青少年のことでございます。通院,入院のみならず,通院のほうの対応も,お伺いをいたしたいと思います。
 5点目,緊急経済対策住宅リフォーム促進3,018万9,000円について,お伺いをいたします。
 10万円以上の工事で,10%の補助,上限を5万円とし,600件を対象とするものでございます。ゴールデンウイーク明けから応募を募るものであり,予定件数以上の応募があれば抽せんとするもので,市民平等に補助することが必要であり,補正を組んでも応募者全員に補助することが望ましいと考えております。市長の思い切った予算編成に疑問を抱かずにはおれません。税滞納者には補助金は出す必要はないと思いますが,市民平等の観点から,優良納税者全員には,補助金を受ける資格があると思われますので,できれば全員の対象としていただきたい。この件について,お伺いをいたします。
 3点目は,適正な財源確保についてでございます。
 末松市長の思い切った予算編成には,一部の疑問は持っておりますが,おおむね賛同いたしておりますが,もっと,もっと歳入面に力を注ぐことが大切であろうと考えております。自主財源である滞納市税の徴収強化が申すまでもありませんし,公平感からも大変重要であります。入るべき財源の確保,いわゆる自主財源徴収に力を入れるべきで,私どもは特別チームを編成するべきであり,滞納額が大きくなるほど,市民の不公平感が高まり,悪影響の根源になります。徴収Gメンを編成するべきと思いますので,考えをお伺いいたします。
 ちなみに,近々の市税調定収入状況を調べてみました。
 平成22年度の現年度分は,調定額が291億1,260万6,716円に対し,収入済額は284億9,427万3,602円であり,徴収率は97.88%であります。
 一方で,過年度分の滞納額は,25億2,089万6,787円であります。さらには,平成23年度の過年度分の滞納額は,24億4,491万8,910円であります。いずれにいたしましても,24億から25億強の滞納があります。冒頭にも申しましたが,地方分権のかなめでもある3ゲン,つまり,権限,財源,人間の三拍子の根源に当たります。入るべきものに力を注ぐべきであります。話半分でも徴収すれば,市民安心の津波対策でも,夢あるハード整備にも取りかかることができるのではないのでしょうか。この件について,お考えをお伺いいたします。
 代表質問でございますので,一問一答ではありません。一方的な質問のように思われますが,末松市長の御理解のある答弁を心より求め,市民クラブを代表しての質問とさせていただきます。
 ありがとうございました。