平成25年12月定例会(第6日12月10日)

○26番(大西克美君) 議席番号26番,市民クラブの大西克美でございます。 
 平成25年も大詰めの師走半ばを迎え,慌ただしく毎日が過ぎ去ろうとしております。ことし1年を振り返ると,恐ろしい風水災害が例年に比べ非常に多く発生し,日本はもとより,国内外で数多くの町が壊され,数え切れないほど多くの犠牲者が出ました。世界各国で犠牲になられた方々に,心より哀悼の意をささげる次第でございます。とともに,大自然の恐ろしさを痛感し,少子高齢社会における安心・安全なまちづくりに,微力ではありますが,決意を新たにしております。 
 本当に日々安心して暮らせる市民生活とはどのようなものなのか,少子高齢社会から超高齢化社会へ移行しつつある今日,高齢者の立場で,いかに先を見詰めて対応していくのか,多種多様の市民ニーズを安心・安全に導く責務の観点を鑑み,通告に従い,1点目は軌道下の老朽水道管の更新について,2点目は応急診療所について,サブタイトルとして,南部地域へ第2の応急診療所の設置についての大きく2点を質問をいたしますが,この12月議会,23名の議員質問の大とりを務めさせていただきますので,さきの議員質問と重複することはお許し願いたいと存じております。 
 1点目の軌道下の老朽水道管の更新についてですが,ことしの6月議会で,安全・安心な水道水についてと題しての質問をさせていただき,市民への安定した水道水の確保のために,老朽水道管の耐震性能の強化,また送水場などの施設更新事業推進をお願いいたしました。そのときの答弁で,市内の水道管の管路だけでも1,300キロに及ぶ老朽管を耐震更新するのは,まるでいたちごっこのように,毎年毎年整備せねばならないことがわかりました。しかし,その後の私の調査で,問題点が見つかりました。それは,国道や鉄道などの軌道下における管路整備のおくれが判明したことであります。特に,鉄道下の整備は事業者占用物件であるため,工法的にも大変難しいことであります。おまけに,3.11の震災以後,土木関係の仕事の増加に加え,資材の高騰,技術者・労働者の不足により,業者の入札単価が合わず,公共工事の入札不調が続き,まちづくり事業推進は全国の自治体に衝撃を与えており,とめることができない市民生活の護持に行政としての大きな喫緊課題としてクローズアップされておることがわかりました。 
 そこで,市民の生命の源でもある安定した鈴鹿市の水道水について,大変気がかりになりました。さらには,軌道下の工事は,先ほども申しましたが,工法的にも特殊で難しいとは思いますが,特に人口密集地での地震破裂や漏水を考えると,安心して眠ることができません。この状況下を踏まえ,確認の意味もあり,詳細に質問をいたしますので,答弁をよろしくお願いいたします 
 まず,市内の鉄道の軌道下に埋設されている水道管の布設状況と整備状況を伺います。 


○26番(大西克美君) JR東海関西本線が8カ所,近鉄名古屋線が24カ所,鈴鹿線が16カ所,伊勢鉄道の伊勢線が5カ所の合計53カ所で,そのうち,整備済みが19カ所で,36%の整備率とのことでございました。つまり,全体の約7割が未整備でございます。津波等の地上対策は日々進んでおりますが,地下対策の市民のライフライン整備が非常におくれている現況がわかります。非常に心配でなりません。 
 次に伺いますが,新設の場合は推進工法,再生する場合は更生工法の2種類があると伺っておりますが,工法はどのように選定し進められるのか,また工事場所の選択はどのようにされるのかを伺います。 


○26番(大西克美君) 新設の場合の推進工法と既設の管を利用する安価な更生工法の二通りがあるということでございました。工事の場所は,水道管の老朽度や重要性を優先しているとのことで,当然の答弁でありました。 
 それでは,次に伺いますが,軌道下工事の諸問題はどのようなものがあるのか,お伺いいたします。 


○26番(大西克美君) 占用物件であるので,近接区域内の工事で,鉄道の安全面から,当然ながら制約があるということです。 
 特定技術者というのは,近鉄が認定した技術資格者ということですね。その配置条件が必須とのことでした。 
 それでは,もう少し具体的にお伺いをいたします。 
 私は,人口密集地の白子に住まいを構えておりますので,布設場所の多い近鉄を例にしてお伺いしたいと思います。加えて,近鉄の認定業者は,市外,市内に何業者あるのかも含めてお伺いをいたします。 


○26番(大西克美君) 先ほどの答弁とよく似ておりますが,近鉄事業者の占用物件なので,事業所の協力が第一の条件であり,工法制約や作業制約があるとのことでございました。特に,近鉄工事登録業者は17社であり,市内業者はゼロとのことでございました。 
 元請現場監督者が必要とのこと,ここが市内業者ゼロの問題点のところであります。近鉄が認定した技術者,元請現場監督が市内業者にはいないということなんですよね。それで,17社の大手といいますか,中堅ゼネコンがほとんどその工事を請け負っておるということになります。いわゆる近鉄の運行に精通している技術者,近鉄が認定している技術者である現場監督者が工事業者にいることが条件であるということでございます。 
 それでは,次に,市内業者ゼロの答弁を聞き,大変懸念しておりますが,緊急事態の対応について,また復興優先を考えて市内業者は活用はできないのかをお伺いいたします。 


○26番(大西克美君) 以前は,市内業者を利用したこともあるという答弁でございました。緊急時に市内業者にて施工した実績が過去にあったということで,少し安心はしております。今後も,緊急時ではなくて,平常時でも市内業者を元請に採用していただく対策をお願いしたいと思います。例えば,先ほどから申しております近鉄認定の技術者,元請現場監督ですが,この技術者がいないために,市内業者が入れないというところですね。中堅ゼネコン17社がおって,そこの17社のゼネコンには技術者がいるから,そちらが近鉄の出入り業者というふうになっておるわけですね。 
 それで,今後は,先ほども申しましたけども,平常時でも市内業者が活用できるように,工事をできるように,何とか近鉄にお願いをして,近鉄認定の技術者の養成を市内業者にしていただくような研修をしていただくようにお願いをしていただきたいなというふうに思います。でないと,市内の工事を市内業者がとれない,また,やっても下請ということで,やっぱり市内業者を優先して,地域の工事は地域の業者でやっていくという姿勢が大事でございますので,そこら辺の技術者の強化をお願いしておきたいと思います。また近鉄のほうにかけ合っていただきたいなというふうに思います。 
 それで,先ほども申しましたが,3.11の震災後の復興おくれは,いわゆる技術者不足,作業員が不足している実態があり,全国的に公共工事の入札不調が多くなって心配しております。事業が計画どおりに整備できないなど,嘆く全国の自治体が数多くあります。例えば,秋田市の新庁舎,東京の築地市場移転,東京港区のスポーツセンター,北区の体育館,また,県内では津市の体育館など,それぞれ現在,入札不調となっております。大変厳しいものがあります。まして鈴鹿市の水道事業工事にも,入札不調の現況があります。現在,2回の入札で,応札業者がおりません。単価が合わない,資材の高騰,技術者の不足,労働単価の賃金の安さ,これが高騰しておりますので,現在の入札予定価格では合わないので,応札しないという現況の入札不調が今2回あります,水道の場合ね。今度は3回目になりますので,何とか事業所と話し合いを持って,入札ができるようにお願いをしたいと思います。 
 私は,この質問は議会の監視機能として,鈴鹿市の水道工事の入札不調の現況を見て質問をしております。水道局に通い,多々教えていただきましたが,日々事業所に── 
いわゆる近くですと近鉄ですね──再三にわたり,交渉に頑張っている職員を何度も見ております。それで,まだ不調になっております。ですから,職員を責めるつもりはありません,頑張っておりますのでね。ただ,この緊急事態に対応していくためには,もっと創意工夫がなければならないのではと思っております。市民のライフラインの安全のためです。重く受けとめていただきたいと思います。 
 そこで,他市を調査してみると,どこも入札不調の市町村は動きが同じです。担当職員が何度も何度も足を運んでいる状況です。最後には,私には予定価格の見直しが出てくるのではないかと思って心配をしております。それで,対応策の一つとして考えられることは,トップが再三にわたり占用事業者に協力依頼をすることが今,対応できる方法だと私は思っております。職員は,何度も何度も足を運んで頑張っているのですけども,なかなか進歩いたしません。そこで,鈴鹿市のトップである,水道であれば管理者が事業所に行ってお願いをしてくる。やはり職員が行くより,トップの方にお願いに来ていただければ,事業所は持ちつ持たれつですから,何とか変わっていくような感じになるのではなかろうかなと思っております。それで,そのときは上から目線ではなく,お願いをしに行くということが大事だと思いますので,水道事業管理者の意気込みをお伺いいたします。 


○26番(大西克美君) 激励をさせていただいておりますので,ぜひ早急に行動を起こしていただきたいと思っております。机上論ではなくて,早期行動をお願いしておきます。 
 次に,2点目に入りたいと思います。 
 応急診療所についてですが,結論的には,私は南部地域に第2の応急診療所を設置することが目的です。この質問については,平成15年6月議会に,1次,2次,3次の連携による24時間医療体制を確立するため,平成4年から開設をしておりました応急診療所の平日夜間の診療の開始について質問をさせていただき,医師会等の関連機関の御協力のたまものにより,おかげさまで応急診療所の平日夜間診療の開始が翌平成16年から始まりました。また,平成15年9月議会には,第2の応急診療所を寺家町,旧回生病院の跡地へ開設をしていただきたいという質問をしておりますが,今回で3回目,いわゆるパート3の質問になります。 
 まず,応急診療所の近年の現状についてですが,受診者数と受診年齢及び受診者の住居地をお伺いいたします。 


○26番(大西克美君) 平成24年度で9,827人で,ほぼ横ばい状況とのことで,最近の傾向としては高齢者が増加しており,受診者住所は鈴鹿市内が約85%,市外が約10%,県外が3.4%とのことでございました。また,このうち3.4%の県外の方は,連休等の休みのなどの急病の方と推察ができるということでございました。 
 次に,平成21年に,高木病院と塩川病院,そして平成23年には村瀬病院の3病院が1次救急医療輪番病院として協力していただくようになり,1次,2次の体制が強化されました。安心体制がさらに確立されて,非常によいことだと思っております。 
 そこで,この3病院の受診者数をお伺いいたします。 


○26番(大西克美君) かかりつけ医,または応急診療所が1次,それで2次は,鈴鹿市は回生病院と中央病院,それで3次は県立のセンター,また市立の四日市病院というような,1次,2次,3次が連携されて,24時間体制ができております。本当にありがたいことだと思っております。 
 それで,1次救急輪番病院,いわゆる先ほどの3病院は,1次と2次の真ん中ぐらいに当たるのかなというふうな感じで,1.5というとおかしいですけども,1次でありながら,2次の助けもして,入院患者ができるというようなところです。 
 それで,平成24年度は延べ1,297人とのことでございました。 
 それでは,今後の高齢社会での市内医療体制について,行政はどのように考えているのか,また,南部地域に第2の応急診療所を必要と私は考えておりますが,どうなのかお伺いをいたします。 


○26番(大西克美君) 結論的には,第2の応急診療所は考えてないということですね。よろしいですか,それで。 
 それで,かかりつけ医である一般診療所と呼ばれました。町医者というと言葉が悪いですので,一般診療所と呼ばれましたね。かかりつけ医である一般診療所が,平成25年9月現在で,148カ所あるということで,身近なかかりつけ医での環境ができているので,南部への第2の応急診療所は要らないのではないかというような答弁でした。 
 現在の体制が,さきにも申しておりますが,医師会関係者の協力で24時間安心医療体制が確立されていることは,さきにも述べました。医師会や関係者の努力のたまものであることは,私は心より敬意を表しております。ただ,今後の超高齢者社会を考えると,人口が集中している南部地域には,第2の応急診療所またはそれと同等のものが必要であると私は考えます。なぜなら,現在の応急診療所,さらには1次救急輪番病院の3病院は,全て中央道路より北側にあるわけですね。中央道路より北側に応急診療所もあり,1次救急輪番の高木病院,塩川病院,村瀬病院も中央道路より北側にある。たまたまの現況でしょうか。私もたまたまやと思いますけども。ただ,これからの超高齢社会を考えると,果たしてそれでいいのか。高齢者のライフスタイルを考えると,それでいいのか。なぜなら,自家用車を持たない高齢者が非常に多くなるということです。特に,市内148カ所のかかりつけ医が終わる7時か7時30分から10時30分までの夜間診療所は,南部から中央道路を越えて,この応急診療所または3病院まで来なくてはなりません。車もない交通弱者の方々が,果たして夜間に来れるのでしょうか。運よくタクシーがあればよいですけども,それか救急車を呼ぶ交通手段になります。しかし,救急車を呼ぶまではいかないが交通の足がない,救急車を呼んでしまいます。 
 それで,平成24年度の救急搬送は,藤浪議員の答弁でもありましたように,7,913人であります。そのうち,軽傷者が4,780人の60%である。救急搬送の軽症者が60%の4,780人なんですよね。軽傷者は,入院されなかった方を言うそうであります。このような現状の救急搬送の実態を見ても,今後,交通手段のない高齢者が加味されれば,軽傷者で救急車を呼べば,救急搬送の60%,軽症者の60%が80%になりかねず,重症患者への対応がおくれるということが大きな問題となります。このことをよくよく考えていただき,ただ単に,今は大丈夫ということではなく,今後,超高齢社会に向けて,足のない高齢者がどのように通うのか。夜7時半から10時半までの3時間,夜間の診療,一番気分的にも発作等の起きる時間帯であります。だから,私は南部に,中央道路より南,この7時半から10時半までの夜間診療ができる,第2の応急診療所または1次輪番救急病院を南部へつくっていただきたいと申しております。1所院もないんですよ,南部には。よく,ここは考えていただきたいと思います。救急搬送も崩れると困ります。本当に重症の方が運ばれないような状態になるのでは困ります。中央道路より南側へ,1所院が必要であると思っております。 
 鈴鹿市民の安心・安全を常日ごろよりお考えをいただいております末松市長さんに,超高齢化社会に向けての救急医療の体制づくりについてお伺いをいたします。よろしくお願いいたします。 


○26番(大西克美君) ぜひ前向きに高齢化社会に向けて,今の現状ではなくて,これからの超高齢社会に向けて,市民の足がなくなる交通弱者のことも考えていただいて,よりよい鈴鹿市にしていただきたいと思います。 
 当時は,市内全域を考えた応急診療所の設置でありました。それから,何年たってますか。時代の変化もあります。いろんな諸条件が変わってきておりますので,20万市民が本当に安心して暮らせる体制づくり,特に7時半から10時半までの交通弱者の夜間診療を充実していただきたいと思っております。そして,24時間医療体制を確実なものにしていただき,枕を高くして,安心して休めるようにしていただくように心からお願いを申し上げます。当然,医師会等,関係機関に本当に協力をしてもらわなければやっていけないことですので,事あるたびにお願いをしていただきたいなというふうに思っておりますので,よろしくお願いをいたしまして,私の質問を終わります。ありがとうございました。